2014年4月5日、満を持して始まった東京MX毎週土曜日17時~ナマ放送の『淳と隆の週刊リテラシー』。ご存知の通り『上杉隆(以下敬称略)の降板』により名称を『週刊リテラシー』として再出発したが本日9月10日の放送にて冒頭、MCの田村淳氏より「9月中での番組終了」が伝えられた。終了後は田村淳氏中心の番組に様変わりするようだ。
既に当ブログでも報告したが上杉降板の理由は下記通りである。
「週刊リテラシー」からの上杉隆氏の番組降板について
当社で放送中の番組「週刊リテラシー」(土17:00-17:55)の出演者でありました上杉隆氏の番組降板につきまして、視聴者の皆様へご報告させていただきます。
上杉氏には、本番組のメインMCを約2年間勤めていただきましたが、先般、上杉氏より、東京都知事選挙に立候補する旨の報告があったため、当社は、本番組から上杉氏に降板いただくという判断をいたしました。法律上、政治的公平性が要求される放送局として、公職へ立候補された上杉氏を本番組のメインMCとして起用し続けることは、放送基準等に照らして困難と判断し、やむなく降板という判断に至ったものです。
上杉氏にもその旨をお伝えしており、上杉氏には、降板についてご了承いただいております。
本番組につきましては、今後も政治・経済・事件・芸能等の世の中の注目ニュースを様々なアングルから徹底解説をするという姿勢は変えずに、放送を継続してまいります。
視聴者の皆様には、変わらずご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
この件に関し、MX関係者A氏は「上杉さんには本当に申し訳ないことをした」とただただ頭をうなだれるばかり。理由を問いただすと「上杉さんが都知事に出た為に番組を降板になったのはでっちあげ。上から『何か適当な言葉で理由づけしろ』と無理強いされ仕方なく『都知事選出馬による……』としたが本当の理由は違う。MX上層部がただただ弱腰だっただけなんです」。A氏の話によると上杉が都知事選選挙期間中に「主要3候補」というNHKを除く民放全社の「偏向報道」への不服申し立てをした時からMXには民放各社から『脅迫』ともとれる圧力が毎日あり、上杉の都知事当落が分かる前から既に『上杉の降板』は決まっていたと言う。マツコ・デラックスを世に出した剛腕プロデューサー大川氏も上層部からのお達しには逆らえなかったと言う(大川氏はこの番組のプロデューサー)。しかしMX関係者B氏はA氏と全く違うことを言う。「上杉を使うのは本当にギャンブルだった。多くが上杉投入の新番組に反対したが、飛ぶ鳥落とす勢いの大川には逆らえなかった。半ば強引に進められたね。誰も陰では反対しても面と向かって逆らう奴はいなかったね」。B氏は『上杉の降板』は遅かれ早かれ『いつかは必ず起こった』ことだと付け加える。「確かに上杉の人脈は凄いし、取材力は抜群だ。しゃべりは下手だけどね。熱意はある。だって自由報道協会を創設したり、記者クラブを真っ向から非難し続ける姿勢は日本のジャーナリストでは稀有な存在だからね。今、上杉が民放キー局に出演できないのは、上杉が居ては困ると思っている民放の上層部の連中の思惑。しかし彼らが引退すれば民放各社は手のひらを返したように上杉を再び使い始めるだろう。大川も少なからず『上杉をうまく利用』しようとしたんじゃないかな?マツコに先見の明を見出したように上杉にも同じ匂いを感じだのだろうね」。B氏の発言を鵜呑みにすれば上杉とロンブー淳による『週刊リテラシー』は多くの局内での反対を大川氏が『独断』で押し切って半ば強引にスタートさせた番組と言うことになる。だが大川氏以外は「いつ上杉が問題を起こすか」冷や冷やしていたようだ。B氏はさらに言う。「上杉降板でどんなに多くのMX内の人間たちを救ったことか!上杉は大川にとっては『これから光る原石』だったかもしれないが、大川以外は『いつ上杉のせいでクビになる』か皆、不安がっていた。そう不安の種だった。だから上杉の降板が決まった時、お祝いした連中もいたくらいだ。そのくらい上杉と言う人物は当社にとっては『大きな爆弾』だった」。B氏はこんなことも語ってくれた。「上杉降板が決まって今日まで電話、メール、FAX、ツイッター含め、のべ5000名くらいからクレームが来たんじゃないかな?しつこい奴は毎日10通以上送ってきたよ。だけどこんなこともあったなあ、上杉の選挙をただ応援していたか、ボランティアしていたかしらないが、ある視聴者から『上杉の選挙対策本部は目茶目茶』『ありえねえ』とさんざん愚痴を聞かされたこともあったっけ」。B氏によるとその視聴者からは上杉の選挙対策本部に何を聞いても返事は来ないし、誰も責任を取らないし、差別、区別が上杉の知らないところで選挙対策本部内では頻繁にあったと言う。また喧嘩、意見の食い違いは当たり前で、とうとうある時、上杉に近い連中が仲間を蚊帳の外から強引に追い出したと言う。「その視聴者は言っていたよ。『上杉氏の次の日の予定は早朝にならないとわからないんですよ。こちらは仕事を休み休み行ける時に手伝いに行きたいのに。こんな適当な連中をよく上杉氏が信じているかと思うと、つくづく上杉氏は、人を見る目が無い、と思いましたよ。結局、上杉氏は鳩山さんの元で何度も選挙をしてきたし、その後はジャーナリストとして誰よりも選挙に関わって来たから、上杉氏にモノ申す人がいないんですよ。側近が居て、きちんと仕切れば、17万票では終わらず、せめて30万票は行ったんじゃないでしょうか?それから一番頭来たのは浜町の本部に居る人間と外で手伝っている人の扱いの酷い差。浜町に居る人間のみ‶本当の上杉の側近″でそれ以外は足軽同然の扱いだった。その証拠が選挙当落後に浜町の本部に居た連中とだけ食事して、それ以外には何のねぎらいもない。裏切られた気分でした。』とね」。どうやらMXには『上杉降板反対』のクレームの他に『反上杉』の情報も仲間内から入っていたようだ。最後にB氏は「大川もさることながら上杉の選対のほとんどは『上杉にすがって一発逆転』『一攫千金にしたい連中』の集まりであったんじゃないかなあ」。何とも後味の悪い結末だった。
筆者は選挙対策本部&ボランティアの中で最も遠い住まいから毎日毎晩やってきては、上杉付オフィシャルカメラマン&ライターとして、上杉とかなりの多くの時間を要してきたが、上杉はB氏が言っていたような人間ではないと思っている。上杉の次の世代を担う若者を育て、お金が無い中、精一杯活動してきたんじゃないかと思っている。もし上杉が『うまく利用』されているとしても、そんなことは上杉は敢えて知っているのではないだろうか?
とにもかくにも『週刊リテラシー』は終わる。残念だ。しかし『上杉という大きな財産』を今後埋もれさせることなく筆者も出来うることは何でも支援、協力したいと思う次第である。上杉隆こそ『真のジャーナリスト』ではないだろうか?(本人は元ジャーナリストと言っているが)