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【芸能・社会】

幸四郎「覚悟持って演じる」 赤穂・大石神社で成功祈願「仮名手本忠臣蔵」

2016年9月10日 紙面から

社殿をバックに思いを新たにする松本幸四郎(右)と中村梅玉=兵庫県赤穂市の大石神社で

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 国立劇場開場50周年記念の3カ月連続上演で完全通し上演される歌舞伎公演「仮名手本忠臣蔵」の第一部(10月)で大星内蔵助を演じる松本幸四郎(74)と塩冶判官を演じる中村梅玉(70)が9日、兵庫県赤穂市の大石神社を訪れ、成功を祈願した。

 幸四郎にとって父・白鸚譲りの当たり役だが、同神社を訪ねたのは初めて。「見事な社殿で、ほとんどが寄付でまかなわれたそうです。これぞ忠臣蔵だなと思った」と感心した様子。

 「技術だけではやりおおせない。大星そのものが(芝居の中で)生きてなきゃいけない」大役中の大役という。そして「日本人の中にハラのある人が多くなくなってきたのでは。(忠臣蔵が)皆さんの心の中に残っていくかどうか、瀬戸際にきている気がする。覚悟を持って演じたい」と気を引き締めた。

 絶品と言われた梅幸から教わった梅玉も「品格が何より大事。(浅野内匠頭は)大らかな土地に育った大らかな殿さまだったと感じる。役作りに通じる」と判官役に思いをはせた。

 第一部は10月3〜27日。2人は第三部(12月)にも出演する。

 

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