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【プロ野球】

広島、黒田で25年ぶりVだ! 10日の巨人戦先発へ

2016年9月10日 紙面から

キャッチボールを終え、ヘーゲンズ(右)とグータッチする広島・黒田=マツダスタジアムで(谷沢昇司撮影)

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 いざ、決戦じゃ! 試合がなかった9日の広島だが、巨人の勝利で歓迎すべき足踏みが決まった。東京へ移動後、選手宿舎で待機し巨人戦を見守ったナインの誰もが、グラウンドでの決定を望んでいた。10日の直接対決には黒田博樹投手(41)が先発する。

 登板に備え、テレビ観戦は控えた黒田は、穏やかな表情で決戦への思いを口にした。「何も変わらないよ。状況は変わっても、僕は変わらない。背番号が変わるわけじゃない(笑)。目の前の試合を勝つしかない」。平常心を強調した。

 引き分け以上で25年ぶりの歓喜にたどり着く。黒田は「みんな同じ気持ち。毎回同じプレッシャーの中、マウンドに立っている。今までと変わることはない」と繰り返した。

 この日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加。キャッチボールやダッシュなどで最終調整した。今季は22試合に登板し8勝8敗。ジョンソン、野村とともに先発ローテを守ってきた。

 「先発の試合数、登板数を積み重ねるのはしっかりと準備しないといけない。勝敗以上に大事。毎年しっかり準備してシーズンに入っている。そこは自分に対して評価できる」

 メジャー時代の地区優勝で、シャンパンファイトの経験はあるが、日本のビールかけは未経験。もうすぐ悲願達成に手が届く。1997年4月25日のプロ初登板初先発初勝利、07年7月14日の通算100勝はともに、東京ドームで巨人を相手に飾った。25年ぶりの優勝という節目も、レジェンド右腕がG斬りで決める。 (井上慎也)

 

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