蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】巨人、ヤクルトに本塁打攻勢で快勝 試合のなかった広島のV許さず2016年9月10日 紙面から
◇巨人5−2ヤクルト巨人が3本塁打で4連勝を飾り、ヤクルト戦に5年連続で勝ち越した。1回に長野の先頭打者本塁打と村田の3ランで4点を先制し、4回に亀井のソロで加点した。大竹寛は7イニング1失点で6勝目。ヤクルトのデイビーズは序盤で崩れた。 ◇ また止めた。由伸巨人が優勝阻止弾を3発ブチ込んだ。長野の自身初となるプレーボール本塁打と村田の弾丸3ランで1回に4点を奪い、4回には亀井のソロで加点。意地の4連勝を飾り、広島の歓喜に連日の足止めを食らわせた。 投打がかみ合う快勝。高橋監督は頭上から降り注ぐG党の激励に右手を上げ、納得の表情を浮かべた。「良い形で点を取ることができた。長野に始まって村田まで、良い攻撃をできた」 通算9本目の先頭打者弾で、口火を切った長野が不敵に笑う。「適当にやっています」。迷いなく初球を振り抜いた打球はバックスクリーン左に着弾。亀井、阿部の安打に続き、村田が左翼席に運んで一気4点の先制攻撃を仕上げた。 首位広島に王手をかけられ、優勝決定は時間の問題。しかし、この日は“結果待ち”のコイ党の感情も複雑だ。1日も早く優勝を味わいたいが、球場で歓喜の瞬間も分かち合いたい。勝っても負けても、巨人は憎まれ役の状況だった。 ただ、現場は目の前の白星に向けて一丸になった。救援のマシソンと沢村は4連投。高い集中力でヤクルトを一気に押し切った。2日連続で優勝を阻止し、10日からは東京ドームで広島2連戦。チーム内では「お城」とも表現される本拠地で好き勝手に暴れさせるわけにはいかない。 高橋監督は「それはそうでしょうし、それ以前に、勝った負けたのところで勝たなくちゃいけない」と一戦必勝を強調。村田ヘッドコーチは「2つとも勝つよ! (胴上げを)目の前で見たないよな」と怪気炎を上げた。まさに最後の抵抗。赤ヘル軍団の胴上げだけは是が非でも阻止する。 (井上学) PR情報
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