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【プロ野球】

広島、ホーム8連勝でM3 新井が18号ソロで貴重な追加点

2016年9月7日 紙面から

広島−中日 3回裏2死、中越えソロを放ちナインに迎えられる新井=マツダスタジアムで(横田信哉撮影)

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◇広島4−1中日

 中日は連勝が6でストップ、今季の負け越しが決まった。先発の大野が2回に2点を失うと、3回は失策と新井のソロで再び2失点。広島のジョンソンは7イニング1失点でリーグトップの14勝目。

 バットを振った瞬間確信はあった。高々と舞い上がった白球を目で追いながら、広島・新井は一塁へ走り出した。25年ぶりのVを引き寄せる豪快弾。鯉党、そしてナインの胸を熱くさせた。

 2点リードの3回だ。丸の右前打と相手失策で1点を追加。2死走者なしで打席に。カウント2−2からの5球目、中日・大野の147キロ直球をバックスクリーンに運んだ。「うまく回転できたかな。琢朗さん(石井打撃コーチ)に『肩が入り過ぎているから修正したほうがいいぞ』とアドバイスしてもらったおかげ」。技の18号ソロでリーグトップの97打点。2010年以来の100打点にあと「3」とし、11年以来の打点王も視界に捉えた。

 2回には左中間を破る二塁打で出塁。続く鈴木の左前打で三塁に進むと、エルドレッドのボテボテの三ゴロで迷わずスタートを切った。最後は捕手のタッチをかいくぐり、左手でベースにタッチ。39歳の激走で先制点をもぎとった。

 チームは本拠地8連勝。マジックを「3」に減らし、最短優勝は8日・中日戦だ。「前の神宮でもそうでしたが、マツダでも期待や歓声の大きさをすごく感じている。僕たちも勢いをもらっています」。必ず広島のファンの目の前で決める。新井の脳裏には地元での歓喜が描かれている。 (井上慎也)

 

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