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【プロ野球】

日本ハム・大谷、自己最速タイ163キロ 復帰登板いきなり出た!

2016年9月8日 紙面から

日本ハム−ロッテ 先発し自己最速タイの163キロを記録した日本ハム・大谷=札幌ドームで

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◇日本ハム4−4ロッテ

 延長12回、4−4で引き分けた。日本ハムは2−3の8回に代打矢野の2点二塁打で逆転。ロッテは9回に角中の二塁打で追い付いた。延長では両軍とも好機を生かせなかった。

     ◇

 立ち上がりから剛速球を連発し、スタンドの視線をくぎ付けにした。右手中指マメの影響に加え、投球フォームを崩して実戦から遠ざかっていた日本ハム・大谷が先発で2イニングを2安打1失点。「それなりに手応えはありました。次は勝てるように頑張りたい」。7月24日中継ぎ以来、45日ぶりの復帰登板で改めて存在感を見せつけた。

 マウンドに上がると、大歓声で出迎えられた。初回から160キロを連発。1死二塁でデスパイネの5球目、外角直球が163キロを表示。スタンドから大きなどよめきが起こった。

 球数制限が設けられた関係で、2イニング38球で降板した。160キロ超えはそのうち11球。3回に交代のアナウンスが流れた時には場内からため息も漏れた。短いイニングだったが、栗山監督は「前に進んでいるという感じ」と及第点をつけた。

 後半戦は野手として10本塁打を放つ活躍をしていた大谷だが、先発復帰へ向けての投げ込みも並行して行ってきた。投球後に左足が流れていたフォームの修正にも着手。この日の復帰登板ではフォーム修正の効果が出た。

 チームは土壇場で追い付かれて痛い引き分けに終わったが、逆転優勝に向け、エースの復活に手応えはバッチリ。「この先は内容より結果が大事。勝てるように頑張る」。出力を上げてきた二刀流。投手でも貢献し、逆転Vをつかみ取る。 (水足丈夫)

 

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