蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】巨人・田口が初の10勝 高卒3年目左腕では球団初2016年9月8日 紙面から
◇巨人3−2阪神巨人が逃げ切った。初回に阿部の二塁打で先制。3回も阿部の中前打、5回はギャレットの右前打で1点ずつ加えた。田口は要所を締め、7イニングを1失点で10勝目。阪神は9回に北條のソロで1点差に迫ったが、今季の負け越しが決まった。 ◇ 主砲が打ちまくり、若武者が粘り、最大の危機は長野がビッグプレーで救った。巨人が連日の虎狩りに成功した。今季は甲子園で9戦無敗。聖地を制圧するG戦士が、コイの地元胴上げ阻止へ最後の抵抗だ。 高橋監督が声を大にして振り返る。「長野のプレーが一番大きかったと思う」。2点リードの8回だ。2死二、三塁でフラフラと上がった右中間への飛球に中堅の長野がダイブ。執念で左手のグラブに収めた。 「(右翼の)亀井さんと目が合った」。あうんの呼吸で白星をセーブした長野は息を弾ませた。14年オフに右肘と右膝を手術し、名手がようやく復調。「ゴールデングラブ賞、これで決まりでしょ〜」と投票資格を持つ取材陣にウインクだ。 攻撃では阿部が大暴れした。初回と3回の連続適時打を含め、04年4月29日のヤクルト戦以来の5安打。5度の走塁機会に疲労困憊(こんぱい)の主砲は「先制点を取れたことが大きかったね」と肩を上下させた。 攻守にベテランの献身を受けた先発の田口は粘りの投球。巨人では87年の桑田以来となる高卒3年目以内での10勝に到達。同条件での左腕では球団史上初の快挙だ。「浮かれてはいけない。またゼロの気持ちで貢献したい」と力を込めた。投打に高い集中力で連勝。無駄な抵抗と思われても、カープ女子に嫌われても、最後の意地を見せる。 (井上学) PR情報
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