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【プロ野球】

快勝広島、地元VならずもM1! きょう移動日Vならビールかけ!

2016年9月9日 紙面から

広島−中日 4連勝でマジックを1とし、タッチする広島ナイン=マツダスタジアムで(佐藤春彦撮影)

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◇広島7−4中日

 中日は3連敗。ジョーダンの2回途中KOが誤算だった。広島が4連勝で貯金は球団最多を塗り替える34。1−1の2回に石原、野村、田中の3者連続適時打などで5点を勝ち越した。野村は粘りの投球でリーグトップに並ぶ14勝目。

     ◇

 試合途中からマツダスタジアムのスコアボードに、甲子園球場の途中経過が流れる。阪神リードが伝えられると、球場は開場以来最多3万2546人の大歓声。場外にもファンがあふれるなど、異様な雰囲気の中で行われた。中日を7−4で破って、自力でのマジック消化。ついに「1」とした。地元胴上げはならなかったが、勝利は届けた。

 「勝利で終わることができて、ファンの方に喜んでもらえた。優勝は決まらなかったけどね。待つだけ。それ以外ない」

 緒方監督は淡々と振り返った。優勝はお預けとなったが、随所に強さは見せた。1回、2死から丸の19号ソロで先制。2回には6安打を集中、打者一巡の猛攻で一気に5点を奪った。

 新井は2回、左前適時打で6点目を生んだ。2回の左前打、7回の投手内野安打を含めて今季8度目の猛打賞を記録。リーグトップの98打点とした。「自分たちではどうしようもない」。結果が映るビジョンに一喜一憂しながら、大声援に「すごい盛り上がりだった」と感謝した。

 巨人が9日のヤクルト戦に敗れれば優勝が決まる。チームは10日からの巨人戦に備えて、東京移動。宿舎で勝敗を見守る。

 9日に優勝が決まっても胴上げはなく、宿舎でビール掛けのみ実施する予定。10、11日の巨人戦に持ち越しとなって優勝決定の場合は、通常通り緒方監督の胴上げが行われる。優勝決定後、本拠地に戻る15日・巨人戦にペナントの授与式が行われる。

 ただ、4連勝で貯金は球団史上最多の34。また一つ、歴史を塗り替えた。25年ぶりの優勝は勝って、グラウンドで喜びたい。「こればかりは自分たちでは。ただ、皆もそう思っている。試合に入れば全力を尽くす」と新井。初めて巨人の勝利を願う1試合。悲願は直接対決に勝って決める。

 

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