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【首都スポ】

関東大学サッカー10日再開 J1内定5人組が後半戦へ気炎

2016年9月6日 紙面から

後半戦に向け意気込む(左から)法大・山田将之、慶大・宮地元貴、日体大・高野遼、明大・小出悠太、国士舘大・松本孝平=東京都文京区のJFAハウスで(神代雅夫撮影)

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 第90回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は10日に後半戦が再開する。5日、東京都文京区のJFAハウスで行われた記者会見に、1部校から来季のJ1クラブ入りが内定している4年生5人が出席。甲府内定の明大DF小出悠太(市船橋)、FC東京内定の法大DF山田将之(青森山田)、名古屋内定の慶大DF宮地元貴(東京Vユース)と国士舘大FW松本孝平(藤沢清流)、横浜M内定の日体大DF高野遼(横浜Mユース)がそれぞれ学生生活最後のリーグ戦、プロ入りに向けた抱負を語った。

◆名古屋内定・国士舘大FW松本

「毎試合得点で2部落ち阻止」

 ▼リーグ後半戦に向けての意気込み「国士舘は過去に2部落ちした経験がありません。そのチームがこのままだと降格してしまうということで、とにかくやるしかありません。これ以上悪くなることはないので、上に上がっていくだけです。去年は17点で得点王になりましたけど、今年はまだ3点。去年の数字を超えないと個人としての成長を感じられないので、去年よりも劣ることがないように、後半戦では毎試合1点以上取って、去年の17点を上回れるようにしなければと思います」

 ▼プロ入りにあたって「まだスタートラインに立ったにすぎませんが、この世界で生きていかなければいけないので、まずは試合に出ることを目指します。チームに何が必要で何が足りていないのかを考えながら、努力して頑張っていきます」

◆甲府内定・明大DF小出

「優勝できると信じている」

 ▼リーグ後半戦に向けての意気込み「首位で折り返してはいますけど、その結果はたまたまだと考えています。シーズンが始まるときに自分たちは強くないという思いから入ったので、これからもチャレンジャー精神を忘れずに、受け身に回らないようにして、積極的に戦っていきたいと思います。ただ、総理大臣杯で優勝できましたし、自分たちがやってきたことに間違いはなかったと感じています。やるべきことを今後もしっかりとやっていければ、必ず優勝できると信じています」

 ▼プロ入りにあたって「甲府は守備から入るチームなので、(DFである)自分に合っています。プロの世界では、試合に出ることが大事。気迫をもったすごみがある守備を心がけて、できるだけ早く出られるようにしたいと思います」

◆横浜M内定・日体大DF高野

「インカレ出場へ4位以内目標」

 ▼リーグ後半戦に向けての意気込み「前半戦では波に乗れなくて、結果的に8位に終わってしまいました。ただ、8月の総理大臣杯では自分たちのサッカーがやれて、全国ベスト4に残ることができました。結果が出てきたことで、自信をもってプレーできるようになっていますし、チームの雰囲気も良くなっています。安定した戦いができるようにもなりました。残りのリーグ戦で4位以内に上がって、インカレ出場という目標を達成したいと思います。再開初戦でコケないようにします」

 ▼プロ入りにあたって「マリノスの監督はガンガン前に行くタイプの(左)サイドバックが好みのようなのでそういう意味では自分がレギュラー争いに勝てるんじゃないかなと思っています。今後は守備や判断の部分を良くしていきます」

◆名古屋内定・慶大DF宮地

「僕たちの代で64年ぶりV決める」

 ▼リーグ後半戦に向けての意気込み「夏の間は主に個人のフィジカルや基礎技術などの部分がレベルアップできるように練習してきました。充実した練習でしたし、チームとしての準備もしっかりとできました。あとはそれらをどう発揮できるかです。まずは日体大との再開初戦に必ず勝って、いいスタートを切りたいと思います。慶応にお世話になった今までの感謝の気持ちを表すには結果を出すしかありません。64年ぶりのリーグ優勝を僕たちの代で絶対に達成したいと考えています」

 ▼プロ入りにあたって「すでに名古屋の特別指定選手なので、チームの一員だと思っています。この夏、名古屋の練習に参加してきました。レギュラーとして試合で活躍するイメージはできたので中心選手になって、日本代表を目指します」

◆FC東京内定・法大DF山田

「守備だけでなく10点取りたい」

 ▼リーグ後半戦に向けての意気込み「大学生活最後のシーズンということで、これからの戦いには個人的にも特別な思いをもって臨みます。一戦一戦大事にして、最終的には笑顔で終わりたいです。自分はディフェンダーですけど、守っているだけではなくて、攻撃での役割も担っています。(得意とする)セットプレーなどで、ここから10点くらいは取りたいと考えていますし、数字にはこだわりたいと思います。自分がそれくらい取らないことには、今の混戦を抜け出せませんから」

 ▼プロ入りにあたって「この夏はFC東京の練習に参加させてもらって、充実した時間を過ごすことができました。プロでは激しい競争が待っているわけですけど、レギュラーになる覚悟をもって、自分のプレーをしっかりと出していきます」

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