蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】浅野がダメ押し追加点 チーム最年少21歳が予選初ゴール2016年9月7日 紙面から
◇ロシアW杯アジア最終予選B組 日本2−0タイ出た、ジャガーポーズだ。チーム最年少、21歳の浅野がW杯予選初ゴールでタイを突き放した。香川がビッグチャンスを外した直後の後半30分。長谷部のゴール前への浮き球パスに対し、背番号18がギアをトップに入れる。相手DFと競り合いながら頭でボールをコントロールし、右足でシュート。セーブを試みたGKのグローブをはじき、ゴールネットを揺らした。 「やっと入ったと思うが、あれは僕のゴールと言うよりみんなでもぎ取った1点。1戦目も勝たないといけなかったし、応援してくれる人、チームメートに申し訳ないと思っていた。残り試合勝つしかないし、新しいスタートとして、絶対勝とうと話していた」 1日のUAE戦では途中出場。1点ビハインドの後半32分、浅野のシュートはゴールラインを割っていたにもかかわらず、ゴールと判定されなかった。「あそこでズドンと決められれば。味方の選手に(入っていたなどと)何を言われようと、僕自身の技術のところなので、自分自身で切り開くしかないかなと思う。次の試合では絶対に決めるという強い気持ちで臨む」。タイ入り後もシュート自体が弱かったことを反省し、有言実行で一発たたき込んだ。 イングランド・プレミアリーグで優勝したレスターの岡崎をベンチへと追いやったこの日、重いピッチ状態でも切れのある動きが光った。前半24分には、ペナルティーエリア左奥までドリブルで駆け上がり、ゴール前へ絶妙なクロスボール。ところが、詰めていた本田がまさかの空振りと、アシストはつかなかった。 それでも、メリハリをつけてタイ守備陣をかく乱し、日本に待望の白星をもたらした。途中交代するまで充実の82分を終え、試合後には頼もしい言葉が飛び出した。「上の世代ばかりに頼っていられない。僕らの世代がもっと出て、上を突き上げていきたい」。リオ経由ロシア行きを狙うジャガーの目が輝いた。 PR情報
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