【ヒューマン】
女優として大きな転機を迎えている桜庭ななみ。鹿児島出身だけに暑さは得意で「暑ければ暑いほどランニングしたくなる」と運動好きな一面も=東京・台場【拡大】
「すごいお芝居が上手な方ばかり集まっていて、私はまだまだ足りないことだらけなんですけど、観ている方にはそれを感じさせたくないなって。今までは自分なりのいいお芝居をできたらと思っていたけど、この作品に入って、もっとうまくなりたい思いが強くなりました」
海外スタッフとの仕事は大きな刺激になるといい、「もっと映画やドラマを通して、アジアの懸け橋になりたい。日本だけでなく、アジアとか世界に向けてやっていきたい」と力を込める。
大志を抱く“原点”ともなった「絶壁の-」については、「命の重みや、大事な人と過ごす時間の大切さを伝えられる作品になってほしいし、グッと来るセリフを感じてほしい」。
“命の重み”を知った映画だからこそ、たくさんの人に届いてほしいと願い、有言実行で“世界のななみ”を目指す。
★結婚は「自分の仕事に満足したら」
恋愛ものに出ると恋愛したくなる?との質問に「なります(笑)。でも、映画の中だけで満足しちゃうからダメなんですよね」と照れ笑い。好きなタイプは「自由奔放な私に付いてきてくれる人。あと、自分の意思をもっていて、私が違う意見の時は怒るんじゃなく、そうなんだと思わせてくれる人がいいです…って超恥ずかしい」と赤面した。結婚は「自分の仕事に満足したら」といい、「この仕事ってゴールがないから、ずっとやっていたいです」と結婚後も女優を続ける覚悟だ。
桜庭ななみ(さくらば・ななみ)
1992(平成4)年10月17日生まれ、鹿児島県出身。23歳。14歳のとき、「鹿児島にものすごい美少女がいる」という噂を聞いた現在の所属事務所スタッフにスカウトされて芸能界入り。2008年に日本テレビ系「栞と紙魚子の怪奇事件簿」で女優デビュー。同年、「ミスマガジン」のグランプリに輝く。ヒロインを演じた映画「最後の忠臣蔵」ではブルーリボン賞など数々の映画賞で新人賞を獲得。女性5人組、bump.yのメンバーとしても活躍(一昨年6月に卒業)。特技はテニス。1メートル62.5。