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隠しカメラ目的、選挙違反の撮影 連合に回答

隠しカメラについて説明する大分県警本部の江熊春彦首席監察官(中央)ら=大分市で2016年8月26日午前10時47分、田畠広景撮影

 大分県警別府署が参院選公示前後に野党の支援団体の敷地に隠しカメラを仕掛けた事件で、カメラ2台を設置した目的の詳細が分かった。カメラを設置された別府地区労働福祉会館(大分県別府市)に関係団体が入居する連合大分が10日、公開質問状に対する県警の回答を明らかにした。

 回答によると、同署は、選挙運動を禁じられた特定の人が、敷地内の駐車場で選挙運動を行う可能性があるとみて、駐車場を撮影するために1台を設置。しかし設置場所から駐車場が遠かったため、その人の顔などを識別・確認するため、建物の玄関に向けてもう1台を設置した。そのうえで「入居団体の活動を監視する目的はなく、撮影された人物の特定作業も一切行われなかった」と説明した。

 しかし設置は建造物侵入罪に当たる上、撮影の必要性が認められない不適正な捜査だったと認め、「人権の尊重に配慮が全くなされていなかった」と陳謝している。【松尾良】

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