雑談です。
先日、愛知県の蒲郡市で行われた音楽フェスに行ってきたのですが、その帰り際、高校生らしき10代が電車の切符を購入する列を作ってました。たぶん買えるまでに10分以上は並ぶくらいはかかるだろうな…という、長い長い列です。
なぜSuicaを持たないのか?
その光景を見た私はふと、『なんでSuicaを持たないんだろうか?』と思いましたが、いやいや、それは都心の生活になれた人間や、且つ20代以上の社会人だからこそ言えることなんだろうなと思い直しました。
たぶんですが、愛知県も郊外になるとそもそも学校への通学以外で電車を使うことなんて稀なわけですから、わざわざSuicaやTOICA(JR東海の電子マネー)を持つ必要性はありませんし、且つ滅多に使わない交通系ICカードに残高を残しておくほうがむしろ勿体ないのかも…。
それに例えば名古屋や栄に遊びに行くにしろ、その都度、切符を購入すれば十分ですからね。自分の考えが都心&社会人に染まってしまっているんだなと、少し恥ずかしくなりました。
Suicaが便利なこともあれば:
こんな風にSuicaやPASMOなどの交通系ICカードを持ったほうが便利なこともあれば、敢えて現金のほうが便利なこともあるんだということを再確認。
当サイト『クレジットカードの読みもの』では常にSuicaばかりを勧めてしまっているので、今後はたまにはそのデメリットにも焦点を当てようと思います。住んでいる地域、年代、立場、職業などなど、様々な側面から物事を見た上で、中立的な意見を書けるようになりたいもんですね。
ほんと反省しきりです。
高校生の電子マネー利用率は50%未満:
ちなみに、個人的にもちょっと気になったので、高校生はどのくらい電子マネーを利用しているのか?ということも調べてみました。
そしたら知るぽるとに「子どものくらしとお金に関する調査 」という高校生に実施した統計が存在。参考までにそれらのデータを紹介させてもらおうと思います(統計はこちら)。
電子マネー利用率は44%:
2015年に実施された統計によると、高校生の電子マネー利用率は44.3%とのこと。
この電子マネーという分類には、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードだけでなく、WAONや楽天Edy、nanacoも含むようですが、それでも利用率が低いですね。過半数が電子マネーを使っていないという結果になりました。
やはり高校生の親が、子供に率先して電子マネーを与えたりしない限りには、子供は現金のみを利用する傾向が強いのでしょう。これが東京などの都心部ともなると通学定期やバスに乗るために子供用の交通系ICカードをもたせたりするものですが、それは私が間違っていたように都心限定の感覚だということがわかります。
以上、JR切符を買うために高校生が行列を作っていたのを見て、なぜSuicaを持たないんだろうかと素で思ってしまった自分を恥じる記事でした。今後は10代の決済事情をもっと調べ、高校生向けの記事も書いていきたいですね。
参考リンク:
下記記事のように、日本人の6割近くがクレジットカード払いに抵抗がある背景には、もしかすると子供の頃から電子決済に慣れる機会がないから…というのもあるのかもしれませんね。日本ではまだまだ現金払いが一番使いやすく、便利な決済手段なのでしょう。