女性家族相、元慰安婦に面会=現金支給で説得―韓国

時事通信 / 2016年9月8日 19時44分

 【ソウル時事】韓国の姜恩姫女性家族相は8日、元慰安婦10人が暮らす民間施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ、面会した。

 施設に住む元慰安婦のうち6人は、日韓合意に基づいて支給される現金の受け取り拒否を決めている。面会には財団の活動を説明し、説得する狙いがあるとみられる。

 聯合ニュースによると、姜氏は「日本政府は反省し、謝罪している。財団にお金を送って来た」と説明したという。

 一方、これに先立ち、第2野党「国民の党」の前共同代表で、次期大統領選挙の有力候補の一人と目される安哲秀議員も8日、「ナヌムの家」を訪問、元慰安婦と面談した。

 安議員は「誰も日本から謝罪を受けたと思っていない」と主張し、日韓合意を批判した。また、「安倍(晋三)首相が朴槿恵大統領との首脳会談で少女像の撤去を要求したこと自体、適切でない」と指摘。「少女像は(慰安婦の)象徴であり、象徴を消し去ろうとするいかなる試みも容認できない」と強調した。 

[時事通信社]

jiji

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