北朝鮮核実験 大気中に放射性物質検出されず
北朝鮮が9日に核実験を行ったと発表したことを受けて、政府が緊急に行っている大気中のちりなどの分析結果が公表され、これまでのところ、核実験に伴う放射性物質は検出されず、各地の放射線量の値にも異常はみられないということです。
原子力規制庁は北朝鮮の核実験を受けて、防衛省や環境省などと協力して全国各地の放射線量や、大気中の放射性物質の量などに異常がないか監視を続けています。原子力規制庁によりますと、防衛省が9日、自衛隊機を飛行させて日本周辺の上空で採取した大気中のちりを分析した結果、核実験に伴って発生する放射性物質は検出されなかったということです。また、全国の都道府県に設置している300か所余りのモニタリングポストでも10日午前8時までに計測された放射線量の値に異常は見られないということです。