欧州最大の国際放送機器展 8K新技術も展示

ヨーロッパ最大の放送機器の展示会が9日からオランダで始まり、360度カメラを搭載した小型の無人機ドローンや8Kスーパーハイビジョン用のシートタイプのモニターなど新しい技術が紹介されています。
今回の放送機器展は世界の放送局やメーカーなど1600余りの団体や企業が参加してオランダのアムステルダムで始まりました。
会場では360度カメラと仮想現実、VR=バーチャルリアリティーを組み合わせた新しい技術が多く紹介され、360度カメラで撮影できる小型の無人機ドローンやコンサートなどのイベントのもようを撮影しネットで配信するサービス、さらに360度の映像を映し出す球体型のディスプレイなどに注目が集まっていました。
また、8Kスーパーハイビジョン用にNHKなどが有機ELを利用して開発した厚さ2ミリのシートタイプのモニターも披露され、来場者は臨場感あふれるリオデジャネイロオリンピックの高画質の映像に見入っていました。さらにテレビの音声を自動的に手話に変換して画面に表示するサービスなど東京オリンピックを見据えて開発が進められている将来の放送技術も紹介され、関心を集めていました。