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工学研究科教授の処分を説明する兵庫県立大の担当者=兵庫県庁
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工学研究科教授の処分を説明する兵庫県立大の担当者=兵庫県庁

 兵庫県立大学(本部・神戸市西区)は9日、男子大学院生に対し、2年以上にわたって土曜日に研究室に出てくることを強要し、質問に答えられなければ「単位を消すぞ」などと罵声を浴びせるなどアカデミックハラスメントをしたとして、大学院工学研究科の50代男性教授を停職1カ月の懲戒処分とした。

 同大によると、教授は、大学院生が自分の研究室に入った2013年4月以降、「土曜日は休みじゃない」と話し、本来は来る必要がないのにほぼ毎週、平日に加え土曜日に研究室に来させた。ゴールデンウイークにも出てくることを要求し、ほかの学生の前で叱りつけることもあったという。

 15年7~8月、大学院生は精神疾患のため1カ月間休養。この間、大学院生は同大の保健師に相談し、大学側が調査したところ、教授が事実関係を認めた。教授は「高圧的でかなり厳しいことを言った」と反省しているという。(上田勇紀)

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