蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【コラム 撃戦記】武士道の国2016年9月8日 紙面から 史上最多の41個メダルを手に帰国したリオ五輪日本選手団。2020年東京五輪では空手や人気の野球・ソフトボールが種目に加わる。ただ、私には気になることもある。リオでメダリストの報償金が金500万円、銀300万円、銅100万円と、ロンドン五輪からアップされた。金銭や一生の生活保障を引き換えに国威発揚をうたっているようで、あまりいい気持ちがしなかった。先進国には報償金を出さない国も多く、出しても少額に留めている。 リオの最多メダル獲得には選手専用にナショナルトレーニングセンター(東京都北区)が造られたことも大きい。巨額の資金が投じられ、東京五輪に向けて増設の案もある。五輪中、テレビで元五輪メダリストがトレーニング施設を高く評価。「選手は国民の巨額な税金が投入されていることをよく理解するべきだ」と言っていた。 競技によってメダリストは支援企業から報償もある。みんな武士道の国のアスリート。精神面で二流国家にだけはしてほしくない。 (格闘技評論家) PR情報 |