蹴球探訪
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【ゴルフ】森美穂「頑固」に2位発進2016年9月9日 紙面から
◇日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯<第1日>▽8日、北海道登別市・登別CC(6750ヤード、パー72)▽曇り、19・3度、南東0・9メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽132選手▽観衆929人 国内ナンバーワンの美形女子プロと呼び声高い森美穂(23)=京セラ=が5バーディー、2ボギーの69で回り首位と1打差の3アンダー2位発進を決めた。高校時代から使い続けるパターと4番ウッドが大活躍。元祖天才美少女ゴルファーの面目躍如だ。森とプロテスト合格同期の浜田茉優(21)=白山ヴィレッジGC=が4アンダーで首位、2アンダー3位に酒井美紀(25)=国際スポーツ振興協会=と藤田光里(21)=レオパレスリゾートグアム=が続いている。 昔美少女、今美女真っ盛り。その森美穂が、美しい顔で語る自分自身の性格は「頑固」。台風と大雨で、当初の予定より長く伸びきっても刈れないラフが迫るコースで、その頑固さが生きた。 小雨の中スタートした1番・405ヤードで、残した第2打は185ヤード。高校時代の2010年から6年以上“頑固に”使い続ける4番ウッドで8メートルに乗せ、さらに「高校1年からずっと」愛用のパター(オデッセイ・ブラックシリーズ#2)でバーディーを決めた。3番ではカラーからの11メートルを沈め、15番185ヤードのパー3では4Wでピンそば1メートルに。「単純にそのクラブが好きなんですよ」とほれ込んだ、長年の相棒たちがツアー自己ベストタイ69、自身初の2位発進に貢献した。 「このコース、練習ラウンドの時点では“70台で回れればいいんじゃないかな”と思ってたくらい。ぜんぜん予想してなかったですね、このスコアは。ショットの調子もよくなかったけど、どんなに汚い球でも格好悪いスイングでもフェアウエーに置いていくと決めてスタートした」という。今季は開幕から6月初旬までの出場11試合連続予選落ち。その後6試合連続通過したが、7月最終週から前週までまたも6試合予選落ちが続いている。 「調子がよくなって欲張って無理したところもある。今週は本当に難しいので安全なコースマネジメントしかないと思ってる。それがスコアにつながったのかなと」 親友の葭葉ルミがツアー初優勝、長兄・博貴が8度目のプロテストに合格、母校・福井工大福井高が全国高校選手権優勝と、このところ森の周囲では朗報続き。頑固者は「今度は私の番が来るといいなと思ってます。でも欲張らず、自分から仕掛けないでジッと待ちます」と心している。 (月橋文美) PR情報 |