蹴球探訪
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【大相撲】白鵬休場 3カ所負傷で苦渋の決断 M3の1000勝は九州で!!2016年9月9日 紙面から
横綱白鵬(31)=宮城野=が8日、東京都内で取材に応じ、秋場所を全休すると発表した。日本相撲協会に「左膝タナ障害」「右母趾(ぼし)伸筋腱(けん)損傷」「右足関節炎」で全治4週間の診断書を提出した。白鵬の休場は4度目で、全休は2006年九州場所以来10年ぶりで横綱昇進後は初めて。 出場へ向け懸命に稽古を続けてきた白鵬が、1度に3カ所にも及ぶ異例の負傷で希望が断たれた。 「新たなけがが見つかりました。今回、3カ所ですから。やっと、腫れが引いたんですけど」 名古屋場所で右足親指を骨折。それをかばいながら出場した8月の夏巡業で左膝を痛めた。さらに、今月7日に都内の病院で検査を受けた結果、右足首に炎症があると診断された。 取材に応じた横綱は正直に打ち明けた。「きのうは若干、眠れなかったけど。全休は大関時代から10年ぶり。帰ってきたら、また強くなってるんだという思いで、きのうはいました」。あと3勝まで迫っていた通算1000勝という目標もあった。 「うーん、あと3勝というところまできていたから。現在の状態が月曜日(3日前)だったら、もしかしたら出たかも。きのうの結果で新たなものが出たから、無理してはいけないなと。何かを捨てて何かを犠牲にして、それが戦いにとって必要なことかな。それが10年ぶりにきたのかな」と悔しさをにじませた。 ◆稀勢にエールもそれでも表情は穏やかで、綱とりの稀勢の里の話題が出ると「チャンスをものにしてもらいたいね。今度は戦うんじゃなくて、応援に変えていきたい。4横綱時代が始まるとね」とエールを送った。 夏巡業を休むという選択肢もあったが「巡業を2004年初場所後から1度も休んだことがない。それが私の誇りと感じている」。プライドをにじませた横綱は、これから当面は安静にして治療に入る。「秋巡業、九州場所とありますから。それまでに完治しなくては。治療に励んで心と体を整理しながらゆっくりしたい。九州場所で応援してくれる方々の目の前で、1000勝を見せたいという思いが高まってきました」と前を向いていた。 (岸本隆) <タナ障害> 膝蓋(しつがい)骨と大腿(だいたい)骨の間に滑膜のひだが棚のように張り出して見えるため「タナ」と呼ばれる。スポーツなどで繰り返し曲げ伸ばしのときに関節の間に挟まったりこすれたりして炎症を起こすことがある。痛みを伴う場合をタナ障害という。安静にして痛みが引けば問題ないが、引かない場合は手術が必要なこともある。 PR情報
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