北朝鮮核実験 英・豪と国際社会の連携強化で一致

岸田外務大臣は、北朝鮮による5回目の核実験を受けて、9日夜、イギリスのジョンソン外相、オーストラリアのビショップ外相と電話で3者会談を行い、北朝鮮への圧力を強めるため、国連安全保障理事会を含む国際社会の連携を強化していくことで一致しました。
岸田外務大臣は、北朝鮮による5回目の核実験を受けて、9日夜、イギリスのジョンソン外相と、イギリスを訪問していたオーストラリアのビショップ外相と、電話で3者会談を行いました。
この中で、岸田大臣は「核実験の強行は、日本の安全への直接的かつ重大な脅威であるとともに、地域や国際社会の平和と安全を著しく損なうもので、断じて容認できない。国連安保理での対応も含め、関係国と緊密に連携していきたい」と述べました。
これに対して、イギリスのジョンソン外相は「核実験は全く受け入れられず、安保理を含む国連での協力を強化したい」と応じました。
また、オーストラリアのビショップ外相も「北朝鮮の挑発行為に対しては、すでに強い非難を表明している。今後、国連などでの対応で、いかなる協力も惜しまない」と述べ、北朝鮮への圧力を強めるため、3か国で、国連安保理を含む国際社会の連携を強化していくことで一致しました。