サポートサービスの高額な解約料に批判が相次いだパソコン専門店のピーシーデポコーポレーションは9日、8月の全店売上高が前年同月に比べ10.5%減ったと発表した。批判を受けた8月中旬以降に販売活動を自粛した結果、来店客が減少。新規加入や商品販売が落ち込み6%分の減収要因となった。解約率は平年より0.3ポイント高い約0.9%だった。
分野別ではパソコンなど商品の売上高が3割近く減った。サービスの売上高は7.6%増とプラスを維持したが、一連の騒動の影響もあり当初計画を約5ポイント下回った。
追加の対応策も発表した。社外取締役や有識者の意見を取り入れながらサービス内容や料金、解約料を分かりやすく見直すという。すでに既存会員の解約料を無料にしたほか、新規加入についても70歳以上は加入後3カ月、75歳以上はいつでも無料で解約に応じるよう改めた。