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ポプラ「バスタ新宿」出店辞退の理由を聞いた 国交省側と「認識の齟齬が生まれてしまった」

2016年9月7日 19時37分
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By ja:User:Sanjo [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

高速バスターミナル・バスタ新宿への出店権を公募で落札していたコンビニチェーンの「ポプラ」が、出店辞退していたことが明らかになった。

バスタ新宿の事業主体である国交省の関東地方整備局東京国道事務所のサイトでは、ポプラが辞退したため再公募を開始すると9月5日に発表されている。一体何があったのか。ポプラ関東地区本部と、関東地方整備局東京国道事務所の双方に取材した。

担当者「バスタ新宿に出店したかった」



バスタ新宿はJR新宿駅周辺に分散していた高速バス乗り場を1カ所に集約させた施設で、利用者からは支持を得ている。しかし、バスタ新宿内には自動販売機はあるが、軽食を手軽に購入できるコンビニがなく不満の声があがっていた。

そんななか、国土交通省はバス乗り場のフロアに出店を希望する物販業者の公募を2016年5月から開始。ポプラによる落札が8月1日に発表された。落札額は年間約450万円だった。

なぜ辞退することになったのか、ポプラ関東地区本部の担当者は次のように説明する。物販事業以外のことも求められ、その内容が「我々が想定していたことと食い違いがあった」。具体的に求められた内容は明かせないそうだが、店舗外の清掃作業といった「公共貢献」の部分だったという。

同担当者によれば、国交省側は「入札前の説明会でしっかりと説明したつもりだった」と答えたが、ポプラをはじめ入札に参加した全社が異なる認識だったそうだ。そのため、一度振り出しに戻したほうがいいのではないかと提案し、協議の結果辞退に至ったという。
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