気象庁「波形は過去の核実験の際と似ている」

気象庁「波形は過去の核実験の際と似ている」
北朝鮮北東部で通常の地震とは異なる波形が観測されたことについて、気象庁の青木元地震津波監視課長は午前11時から記者会見し、「今回の波形はことし1月など過去に北朝鮮で核実験が行われたとされる際に観測された波形と似ていて、自然の地震ではない可能性がある。何らかの爆発があればこうした波形が観測されることはある」と述べました。
また、「マグニチュードに換算すると5.3で過去の実験の際に観測された規模とほぼ同じ規模だ。きょうは、その後、北朝鮮付近では振動の波形は観測されていない」と述べました。
地震計に記録される波形は、地震の場合、小刻みな揺れから始まって次第に振幅が大きくなりますが、核実験など人工的な爆発による振動の場合は最初から振幅が大きくなる特徴があります。
北朝鮮北部で平成14年に起きたマグニチュード4.6の地震では、中国の牡丹江の観測点で、はじめに「P波」と呼ばれる小刻みな揺れが続いたあとに、「S波」と呼ばれる振幅の大きな波形が観測されています。

しかし、同じ観測点で観測された今回の波形は「S波」がはっきりせず、最初から振幅の大きな波形が観測されていて、通常の地震の波形とは異なっていることがわかります。これは、ことし1月や3年前など、北朝鮮が過去に地下核実験を行ったとされる際に観測された波形の特徴と似ているということで、気象庁は「何らかの爆発があればこうした波形が観測されることがある」と話しています。

人工的な爆発では最初から振幅が大きく

地震計に記録される波形は、地震の場合、小刻みな揺れから始まって次第に振幅が大きくなりますが、核実験など人工的な爆発による振動の場合は最初から振幅が大きくなる特徴があります。
北朝鮮北部で平成14年に起きたマグニチュード4.6の地震では、中国の牡丹江の観測点で、はじめに「P波」と呼ばれる小刻みな揺れが続いたあとに、「S波」と呼ばれる振幅の大きな波形が観測されています。

しかし、同じ観測点で観測された今回の波形は「S波」がはっきりせず、最初から振幅の大きな波形が観測されていて、通常の地震の波形とは異なっていることがわかります。これは、ことし1月や3年前など、北朝鮮が過去に地下核実験を行ったとされる際に観測された波形の特徴と似ているということで、気象庁は「何らかの爆発があればこうした波形が観測されることがある」と話しています。