北朝鮮で揺れ観測 官房長官「核実験の可能性」
菅官房長官は、午前10時すぎから臨時で記者会見し、「本日9時30分ごろ、気象庁が、北朝鮮付近を震源とする自然地震ではない可能性のある地震波を観測した。本件地震は過去の事例などを踏まえると、北朝鮮の核実験の実施に伴い発生した可能性があると考えている。気象庁によると、当該地震は、9月9日9時29分57秒。地震の震源は北緯41.3度、統計129.2度、深さ0キロメートル、地震の規模はマグニチュード5.3とされる」と述べました。
そのうえで菅官房長官は、「本事案を受け、政府としては、官邸対策室において情報収集をするとともに関係省庁の局長などを官邸に緊急参集をさせ、総理から、関係省庁において緊張感を持って情報収集・分析に努めること、国民に対し的確な情報提供を行うこと、アメリカ、韓国、中国およびロシアをはじめとする関係諸国と連携を図ること、この3点について指示があった。こうした総理指示を踏まえ、引き続き情報収集・分析にあたっている」と述べました。