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【経済裏読み】
続・中国人の韓国離れ…「埋め合わせは日本人客」の楽観論 反日行動は相変わらずなのに
そこで目を付けられたのが日本人というわけだ。
韓国紙、朝鮮日報(電子版)によれば、今年6月に韓国を訪れた日本人は18万100人で、前年同月を78%も上回った。韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が竹島に上陸した2012年8月の翌月から今年1月まで41カ月連続で前年同月を下回った訪韓日本人客は今年2月に1・3%の増加に転じ、上半期の日本人観光客は前年同期比10%増の103万9500人だったという。
折に触れ慰安婦や竹島の領有権に絡む問題を蒸し返してくる韓国に対し、日本人が親しみを抱き続けられるかどうか疑問は残る。ただ、同紙は「最近になって韓日の外交関係が改善し、円高が進んだことで日本人客は増加に転じた。円高が進めば、日本人にとっては旅行費用が安くて済む」と指摘するなど楽観的だ。
『韓国は被害者』という雰囲気が消えた?
これほどまで韓国を強気にさせているのは、今年10月から来年3月にかけて日本から韓国を訪れる1万1千人という過去最大規模の団体観光客の存在なのかもしれない。
中央日報と朝鮮日報によれば、韓国観光公社が釜山観光公社ととともに、「全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)」の会員1万1千人を韓国に呼び込むことに成功したという。全互協は日本全国で結婚式場、葬儀場を経営する229の互助会で構成。半年で20回に分けて、2泊3日、3泊4日の日程で韓国を訪れる。ソウルのほか、釜山では広安大橋の夜景を楽しみ、国際市場やチャガルチ市場も訪れる。慶州や巨済島へのオプショナルツアーもある。
これまで全互協は、ハワイやグアム、東南アジアなどを行き先とする従業員インセンティブ旅行を企画してきた。韓国が今回選ばれたのは、円高で旅行費用が安くなったことが最大の理由とみられるが、韓国観光公社の東京支社長は朝鮮日報の取材に対し「独島(日本名・竹島)の領有権問題と慰安婦など歴史問題での対立で急速に冷え込んだ韓日関係が最近回復し、『韓国は被害者』という雰囲気が消えたことの影響が大きい」と指摘する。
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