ラオスで3度目の韓日首脳会談、朴大統領は少女像に言及せず

安倍首相「少女像を含め合意の履行を」

 朴槿恵(パク・クンへ)大統領は7日、ラオスの首都ビエンチャンの国立コンベンションセンターで日本の安倍晋三首相と会談し、「昨年末の慰安婦問題に関する合意の後、韓日関係が改善に向かう中、さまざまな挑戦や課題に対し共同で対応していくための土台が広がり、意義深く思う」と述べた。

 朴大統領は会談で「最近、韓日両国の国民の間で相互の認識が次第に友好的な方向へと変化しているのは幸いなことだ。これを土台とし、さらに協力のモメンタムを活かしていきたい」と述べた。

 これに対し安倍首相は「昨年末の(慰安婦問題での)合意以降、日韓関係が前向きに進展していることは大変喜ばしく思う。朴大統領と共に未来志向的な協力関係を発展させ、日韓新時代に向かって進んでいきたい」と応じた。また、朴大統領は「北朝鮮の挑発に対する対応はもとより、北朝鮮の非核化達成のため、両国がさらに緊密に協力していければと思う」と述べ、安倍首相は「おととい(5日)の北朝鮮による弾道ミサイル発射は許し難い暴挙だ」と語った。

 一方、読売新聞など日本メディアは、安倍首相がこの日「(慰安婦を象徴する)少女像の問題を含め、(慰安婦問題の)合意の着実な履行に向けた努力をお願いしたい」として、ソウルの日本大使館前にある少女像の撤去問題に言及したと報じた。これに対し朴大統領は、少女像については言及せず、「合意の着実な履行により、韓日関係を未来志向的に発展させていくことを望む」と応じた、と大統領府関係者は発表した。

ビエンチャン=チョン・ノクヨン記者
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