毎日、僕たちは眠りにつきます。当たり前です。なぜなら、眠らなければ僕たちは生きられないからです。それぐらい眠りというのは当たり前の行動であり、生きるために必要なことなのです。
その当たり前にある就寝の前、どのように過ごしていますか?
「スマホをいじる」「お酒を飲む」「テレビを見る」人それぞれあることでしょう。この寝る前の習慣を変えることで前向きになることがわかっています。
もくじ
就寝前の過ごし方が明日をつくる
就寝前にどのように過ごし方によって僕たちの気分の浮き沈みが左右されると言っても過言ではありません。つまり、布団に入り何を考えるかによってグッスリ眠り、朝スッキリと起きられるか変わってきます。
以下のように思想家 中村天風さんの言葉があります。
人間の夜の寝際の心は、「特別無条件同化暗示感受習性」という状態になっていて、ちょいとでも、考えたことはパーッと潜在意識に刻印されちまうんだ。
出典:中村天風一日一話
要するに、寝る直前に考えたことはそれが良いことでも悪いことでも関係なく、僕たちの意識に刷り込まれるそうです。だからこそ、寝る直前に考えてる事はとても大切なことなのです。
寝る前に悪いことを考える弊害
やはり、寝る前に悪いことを考えながら眠りにつくのはオススメしません。
「明日の仕事嫌だな…」「人生つまらない…」「友達と喧嘩しちゃった…」など、ネガティブな意識で考えてしまうと必要以上に自分を落とし込みます。
夜の闇というのは深いのです。一度、悪いことを考えるとどんどん悪い意識に落ち込みます。はじめは「仕事嫌だな」と考えていたことが、いつのまにか「生きていても仕方ない…」など過度に自分を責めるケースがあるのです。
だからこそ、夜は悪いことを考えるのはやめましょう。できるのなら、寝る直前の反省もよくありません。「あれがダメだった…これがダメだった…」という反省がいつのまにか、自己嫌悪になるからです。
反省するなら昼間のうちにする方がいいでしょう。人間の性質上、夜になるとネガティブ思考に陥りやすいからこそ、意識的に悪いことを考えるのは断つほうが懸命です。
寝る前に良いことを考える効果
悪いことを考えちゃいけないなら何を考えるべきか?簡単ですね、寝る前には「良いこと」を考えながら眠りにつきましょう。
アメリカの心理学者セリグマン博士(ペンシルバニア大学教授、前アメリカ心理学会会長)は、うつの改善に役立ち、しかも驚くほど簡単なプログラムを提唱しています。それは「スリー・グッド・シングス(three good things)」といわれるもので「まいにち、就寝前に、その日にあった『よいこと』を3つ書き出し、これを一週間続ける」というものです。この簡単な方法がうつの改善に驚異的な効果を発揮するのです。
これについては下記の記事をご覧ください。
「スリー・グッド・シングス」 は、その日にあった『良いこと』を3つノートに書きだすということです。できれば、書くことをおすすめはしますが、なかなか忙しくて暇がないという人は、布団に入って眠りにつく前に『良いこと』を考えても効果があると僕は思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
近年、注目を浴びているポジティブ心理学では、幸福度などを増進するためのシンプルな手法がいくつか提案されています。そうした手法の中の代表的なものが、今回紹介した毎日3つ良いことを書くというエクササイズです。
自分自身を幸せにするのは、本当の意味では自分でしかありません。つまりは、自分を形作っている思考にあると思われます。
夜、その日あったことを反省したり、まだ起きていない不安に押しつぶされそうになる気持ちは凄くわかります。夜、寝る前ぐらいは自分を責めないでほめてあげましょう。その日あったこと考えましょう。
幸せを願いながら眠ることが安眠に繋がると思いますよ^^
今日のクエスト~LevelUpポイント~
★夜、悪いことを考えると落ち込みやすくなる!
★夜、良いことを考えると明日が前向きになる!
★大丈夫!毎日が辛くても今晩ぐらいは自分に癒やしをあげてね!
To be continued…