蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】広島、25年ぶりリーグ制覇へM2 きょう地元で最速Vだ2016年9月8日 紙面から
◇広島5−0中日中日は投打ともに振るわず完敗。広島が3連勝で80勝到達。貯金33は1980年の球団最多に並んだ。1回に失策で先制。2回に会沢と田中の適時打、6回に丸のソロなどで加点した。薮田が6イニング無失点で3勝目。救援陣も無失点でリレー。 ◇ 広島が25年ぶりのリーグ制覇に王手をかけた。球団初の年間80勝に到達し、貯金も1980年に並ぶ球団最多タイの33。優勝マジックはついに「2」。8日の中日戦に勝って、巨人が阪神に敗れると、2リーグ分立後最速タイとなる優勝が決まる。 勝利を決めると両手をたたき、勢いよくグラウンドに出た。最前列で緒方監督が選手を迎える。成長を重ねる選手が誇らしく、目指した野球の強さを実感した。リーダーとしてチームを託した丸が、本塁打を含む3安打の活躍。 「何かいつの間にか点が入っていた感じだな」。試合後、緒方監督が静かにつぶやいた。優勝を目前にした大一番。3万1877人の大観衆を前にしても、選手は浮足立つことなく戦った。1回に相手のミスから先制。2回には会沢、田中の適時打で加点した。 起点となったのは丸だ。1回2死から右翼前への二塁打で出塁。3回に中前打を放つと、極め付きは6回の第3打席。リードは3点。「最近、先制後の追加点がなかったから」と強い気持ちで打席に立った。初球、内角130キロのスライダーを狙った。右翼・平田が打球を見上げる。18号ソロは狙い打ちだ。 「吉見さんの配球の中で、左の内角が多いと。狙ってみようという話だったので、思い切りよく振りました」 新井の通算2000安打に、黒田の日米通算200勝。球団史上初の年間80勝と、記録ずくめのシーズンは、記録締めがふさわしい。90年の巨人に並ぶ史上最速タイの地元胴上げ。「あしたここで決めたい」と丸。緒方監督も「このマツダでなんとかという思いがある」と気を締めた。さあ行こう。25年ぶりのゴールテープは目の前にある。 (田中政行) PR情報
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