iPhone新型機種 好調な日本との関係目立つ

iPhone新型機種 好調な日本との関係目立つ
アメリカのIT企業アップルは主力製品、iPhoneの新型機種を発表しました。発表会でアップルは、日本向けの電子決済サービスへの対応を打ち出したほか、日本の任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」のゲームアプリの配信を明らかにし、主要な市場の中で唯一好調な日本との関係が目立つ形となりました。
発表会ではまず、アップルのティム・クックCEOが、iPhoneなどに向けて、任天堂による人気ゲーム「スーパーマリオ」のゲームアプリが配信されることを明らかにしました。そして、このゲームの生みの親として知られる宮本茂さんが登壇し、アプリの内容や操作性を披露して会場を沸かせました。

このあと行われた新型iPhoneの説明では、主な特徴の1つとして、日本の国旗をイメージしたデザインがスクリーンに映され、駅の改札を通過できるJR東日本のSuicaなど、日本の電子決済サービスに対応することがアピールされました。このほか、腕時計型の情報端末「アップルウォッチ」向けに、任天堂が企画に関わったゲームアプリ「ポケモンGO」が配信されることも発表されました。

アップルは主力製品iPhoneの販売が世界的に振るわないなか、主要な市場のうち、唯一好調な日本を重視する姿勢を強めており、今回の発表会では日本との関係が目立つ形になりました。