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活脳塾:新しいテレビゲームに挑戦してこそ脳は活性化できる(2/3ページ)

2013.02.06

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 つまりここでは脳の中に変化が起きたということです。新しいゲームに対処する脳神経細胞のネットワークができたということです。これは一時的に脳が活性化されたことになります。

 しかし、さらにゲームをしていくと、専門のネットワークではなく、神経細胞そのものが、新しいゲームに対応するように変化します。そうなれば、使う神経細胞は少なくていいので、効率のいい脳の使い方になります。こんなときには、fMRIのように、脳の活性(脳血流)を見る検査では、むしろ脳は活性していないことになります。

ゲームをしても疲れなくなれば、脳のネットワークは完成

 将棋の名人になれば、余計なことを考えず、いい手を瞬時に考えつきます。これは、やはり専門の脳神経細胞ができあがっているからと考えるべきでしょう。つまり徹底的に練習や訓練をすれば、脳はごくわずかな反応で、もっとも効率よく働くようになるのです。

 そうなってしまえば、脳血流が増える必要もなくなります。ここを検査でとらえれば活性化していないということになってしまいます。

 つまりテレビゲームを何度も繰り返していくうちに、技術レベルがあっていけば、脳はあまり活性化しなくなるということです。しかし、それを脳が働いていないというのはおかしなことです。むしろテレビゲームをして、目が疲れず、肩もこらないということになれば、かなり脳が活性化した結果ということが言えるでしょう。

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