9/9公開、映画キング・オブ・エジプトの吹き替え声優がムダに豪華すぎる
キング・オブ・エジプトは、2016年9月9日に公開される劇場映画です。
残念ながら、キング・オブ・エジプトは、同時期に、話題沸騰中の『シン・ゴジラ』やアメコミ映画大注目の『スーサイド・スクワッド』や、新海誠監督のアニメ『君の名は。』や、昔ながらのファン注目のゴーストバスターズ、それにミュータント・ニンジャ・タートルズ : 影<シャドウズ>など、ビッグタイトルの公開が重なっていることで、その陰に埋もれてしまって、十分に目立っていない感覚があります。
しかし、キング・オブ・エジプトは世界20ヵ国でオープニング興行収入1位を記録した映画であり、さらに、実は大きな注目ポイントがあったんです。
私自身も、この映画はノーマークだったのですが、よく見てみると吹き替え声優がすごく豪華でした!!
なので、今回は、映画『キング・オブ・エジプト』の吹き替え声優を中心に、あらすじやキャスト、監督なども紹介していきます。
キング・オブ・エジプトのストーリー紹介
まずは、キング・オブ・エジプトの簡単なストーリーをおさらいします。
公式サイトによれば、
残虐な暴君と化した砂漠の神・セトの支配によって、エジプトの国民が苦しめられる中、王座を巡る壮絶なバトルが勃発する、というストーリー。
そして、王座を争う戦いの中で、エジプトの運命を託されたの、一人の盗賊の青年だった、ということで、主人公は、その青年ということになります。
2、キング・オブ・エジプトのキャストと、その吹き替え声優
さて、あらすじも大切ですが、映画において重要なのはキャストです。
キング・オブ・エジプトのキャストは、どんなものなのでしょうか。
まずは、主人公のベックから。
ベック(ブレントン・スウェイツ)
まずは、主人公のベック役を務めるのが、ブレントン・スウェイツ。
ブレントン・スウェイツは、日本では、アンジェリーナ・ジョリーが出演していた映画『マレフィセント』(2014)で、永遠の眠りについたオーロラ姫にキスをして目覚めさせる王子の役が有名。
また、ブレントン・スウェイツは、2017年8月公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン5』に出演が決定しています。
そんな前途有望なブレントン・スウェイツの吹き替えをするのが、なんと、Kis-My-Ft2の玉森裕太くんです。
玉森裕太くんといえば、もんのすごい美少年で人気のアイドル。そんな彼が、今回、声優に初挑戦というのだから、Kis-My-Ft2や玉森裕太くん自身のファンも注目しないわけにはいきませんよね。
天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)
天空の神ホルス役を務めるのはニコライ・コスター=ワルドー。この人は、知る人ぞ知る人。
もちろん、映画マニアの私は知っています。
実は、アメリカでは、人気ドラマである『ゲーム・オブ・スローンズ』のジェイミー・ラニスター役ですごく人気です。
ニコライ・コスター=ワルドーは、他にも最近では『オブリビオン』という2013年に公開されたSF映画で、なんとトム・クルーズと共演しています。
そんなニコライ・コスター=ワルドーが演じるホルスの吹き替え声優は、なんと中村悠一さん。
中村悠一さんと言えば、今ノリにノッている声優さん言っても過言ではありません。
中村悠一さんの2016年に声優として出演した人気アニメをざっと挙げてみても、この人の凄さが分かるかと思います。
・甘々と稲妻(犬塚公平)
・おそ松さん(捨松、カラ子)
・デュラララ!!×2 結(門田京平)
・ドリフターズ(島津豊久)
・91Days(ロナルド)
・ベルセルク(シラット)
と、ちょっと紹介するアニメに個人的な趣味が入ってしまいましたが、とにかく、凄い人気の声優さんなんです。
ザヤ(コートニー・イートン)
続いて、ヒロイン役のザヤを務めるのは、コートニー・イートンです。
コートニー・イートンは、オーストラリアの女優さんで、モデルをしてから、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で映画デビューしました。
コートニー・イートンは、女優としてはまだ日本では無名に近いですが、キレイでどことなく光るものがある女優です。
そんな彼女の吹き替えを務めるのは、永野芽郁さん。
永野芽郁さんといえば、映画『俺物語!!』のヒロイン、大和凛子役が一番有名ですかね。
永野芽郁さんも、玉森裕太くんと同じく、今回、声優は初めての挑戦です。
砂漠の神セト(ジェラルド・バトラー)
そして、キング・オブ・エジプトの悪役である砂漠の神セトを務めるのが、ジェラルド・バトラー。
ジェラルド・バトラーといえば、代表作がいっぱいあるので、日本でも知っている人は多いのではないでしょうか。
ジェラルド・バトラーの代表作は、『300(スリーハンドレッド)』(2007)や『P.S. アイラヴユー
』(2007)、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013)など、日本でも劇場公開された映画が多数なので、固定のファンもいるのではないかと思います。
そんなジェラルド・バトラーの吹き替えは、なんと、小山力也さん。
小山力也さんといえば、もう、『24』のジャック・バウアーや最近では、名探偵コナンの毛利小五郎など、ここで、私が代表作を挙げる必要がないくらいに有名な声優ですよね。
いかがでしたでしょうか。
他にも、映画『キング・オブ・エジプト』は、沢城みゆきさんや中井和哉さん、菅生隆之さん、田中真弓さんなど、日本のアニメファン垂涎モノの豪華声優陣で固められており、映画を楽しむだけでなく、吹き替え声優たちの演技を楽しむという2重の楽しみ方ができるわけです。
海外の映画は、映画の内容だけでなく、字幕版と吹き替え版を比べるという日本ならではの喜びがあるのが良いですよね。
キング・オブ・エジプトはアレックス・プロヤスの7年ぶりの監督作
さて、じゃあ、キング・オブ・エジプトの楽しみ方は、映画の内容と、豪華声優の吹き替えだけなのかというと、決してそんなことはありません。
なぜなら、キング・オブ・エジプトの監督は、あのアレックス・プロヤス監督だから。
アレックス・プロヤス監督といえば、ウィル・スミス主演の『アイ、ロボット』(2004)や、とんでもないラストで話題になったSF映画である『ノウイング』を撮った監督。
特に『ノウイング』は、ニコラス・ケイジという大スターが主演を務めた映画というだけでなく、ストーリーも緊張感がある展開の連続で、2時間まるまる、最後まで退屈させられることなく、夢中になって観賞した記憶があります。
アレックス・プロヤス監督は、そんな名作映画を撮るような監督なので、私自身信頼を置く映画監督なんです。
なので、今回のキング・オブ・エジプトについても、結構期待できるのかな、と考えています。
【まとめ】と、キング・オブ・エジプトの抱える問題
いかがでしたでしょうか。
キング・オブ・エジプトは、あまりにも吹き替え声優陣が豪華すぎるので、それについては、声優ファンの動員を露骨に狙い過ぎだろ、という感がないでもないですよね。
でも、よくよく考えてみれば、スタジオジブリだって『ハウルの動く城』で木村拓哉を使うとか、他の作品でも同じようなことをしているわけなので、それほど文句を言うことはないのかな、と。
その一方で、キング・オブ・エジプトを、海外的には批判をする声もあります。
というのも、この映画、キャストがほとんど白人で、本来、白人以外の人種を使うべきシーンでも白人が使われているという変なことが起こっているんですよ。
キング・オブ・エジプトの舞台は、今から3000年も前のエジプトであるわけなので、肌の白い人種が、それほどたくさんいたとは考えにくいんですけれどね。
まあ、キング・オブ・エジプトは、このような人種問題を意識させるような批判もないでもないですが、その問題はまた別のこととして考え、純粋にファンタジー映画として楽しむのもアリではないでしょうか。
私としては、キング・オブ・エジプトは、ファンタジー冒険活劇としても、アレックス・プロヤス監督の一ファンとしても、そして、豪華声優陣の吹き替えを楽しむ映画としても、楽しめるので、すごく期待しちゃっています。