パラリンピック前に障害者スポーツ体験する催し ロンドン9月4日 10時26分

リオデジャネイロパラリンピックの開幕を前に、障害者スポーツへの関心を高めようと、ロンドンのオリンピックパークでは車いすテニスなど、さまざまな競技を体験できるイベントが開かれました。

このイベントは、４年前のロンドンパラリンピックを機に毎年開かれていて、市の東部にあるオリンピックパークには３日、車いすテニスや陸上など２０を超える競技が体験できるコーナーが設けられました。
大勢の子どもたちも参加して障害のある人たちと一緒に汗を流し、車いすバスケットボールを長く続けているという男性は、「障害がある人もそうでない人も、一つになれるこうしたイベントはよいことだと思います」と話していました。
また、友人と一緒に車いすテニスを体験した少年は、「これほど体力を使い、難しい競技だとは思っていませんでした。リオデジャネイロパラリンピックでは、車いすテニスにも注目します」と開幕に期待を示しました。
４年前のロンドンパラリンピックでは２７０万枚のチケットが売れるなど、イギリスでは大会をきっかけに障害者スポーツへの関心が高まったとされており、イベントの主催者は「これからも障害者スポーツへの関心を持続させ、障害者の社会参加の機会につなげていきたいです。東京パラリンピックもきっと成功を収められると思います」と話していました。