スペイン 再び首相選出できず3度目の選挙不可避か
8か月余りにわたって首相を選出できない異例の事態が続くスペインで、与党を率いる暫定首相のラホイ氏に対する信任投票が改めて行われましたが、首相に選ばれるのに必要な過半数に届かず、1年間で3度目となる議会選挙の実施は避けられないという見方が強まっています。
スペインでは、去年12月の議会選挙で与党・国民党が勝利したものの、過半数を大きく割り込み、最大野党・社会労働党などとの連立協議も物別れに終わって首相を選出できなかったため、ことし6月に再び議会選挙が行われました。
その結果、与党が第1党を維持しましたが、与党を率いる暫定首相のラホイ氏は、先月31日に行われた下院議員350人による信任投票で、首相に選ばれるのに必要な過半数に届かず、2日、改めて投票が行われました。
しかし、ラホイ氏は今回も過半数の票を得ることができず、8か月余りにわたって首相を選出できない異例の事態が続く形となりました。
スペインの憲法の規定では、来月末までに首相が選出されなければ、議会は自動的に解散されるため、ことし12月にも、1年間で3度目となる議会選挙の実施は避けられないという見方が強まっています。
その結果、与党が第1党を維持しましたが、与党を率いる暫定首相のラホイ氏は、先月31日に行われた下院議員350人による信任投票で、首相に選ばれるのに必要な過半数に届かず、2日、改めて投票が行われました。
しかし、ラホイ氏は今回も過半数の票を得ることができず、8か月余りにわたって首相を選出できない異例の事態が続く形となりました。
スペインの憲法の規定では、来月末までに首相が選出されなければ、議会は自動的に解散されるため、ことし12月にも、1年間で3度目となる議会選挙の実施は避けられないという見方が強まっています。