2016年10月に日本でも開始される予定のApple Pay(アップルペイ)。
このApple Payの公式ページを見てみると上記のような画像があるために、『あれ、もしかしてApple PayではVISAカードは使えないの?』と感じた方も多かった様子。
そこで今回はApple PayでVISAカードは使えるのかどうか…という情報について、VISA発行の最大手である三井住友VISAカードの公式リリースより、そのあたりの情報を読み取ってみたいと思います。Apple PayでVISAを使いたいと思っている方は是非、参考にしてみてくださいね。
Apple PayでVISAは使えるのか:
まず結論から先にいってしまうと、Apple Payでは問題なくVISAカードを使うことができます。三井住友カードの公式リリースより引用します(赤字装飾は当サイトによるもの)。
三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:久保 健、以下:三井住友カード)は、10月から国内でサービス開始するApple Payに対応いたします。
Apple Payはお客さまが常に持ち歩いている iPhone 7、iPhone 7 Plus 、Apple Watch Series 2で1日を通してより簡単に、クイックに、そして安心して店舗でのお買い物の際にご利用いただけます。お持ちの三井住友カードをApple Payに簡単・スピーディーに追加することができます。
Apple Payは安全性と個人情報の保護についても高いレベルの配慮がなされています。Apple Payのサービス開始日、サービスの詳細につきましては別途ご案内いたします。
これが仮にMasterCardしかApple Payでは使えないよ…という場合には、さすがにその注記があるはず。また、三井住友カードではクレジットカード保有者の大多数がVISAカード保有者なので、三井住友カードが使える=VISAカードが使える…と考えて問題ないと思います。
すべてのVISAカードが使えるわけではない:
但し、日本国内で発行されているすべてのVISAカードが使えるかといえばそんなことはありません。
Apple Pay開始当初に使えるのはあくまで使えるのは三井住友カードやオリコカード、クレディセゾンといったクレジットカード会社が発行しているVISAカードのみで、中小クレジットカード会社が発行しているVISAカードは使えない可能性大。
たぶんですが楽天カードやライフカードといったクレジットカード会社が発行しているVISAカードは、当面、Apple Payで使うことは出来ないと思われます(おいおい追加はされていくはずです)。
なぜVISAマークがないのか?
ではなぜApple Payの公式サイトには、国際ブランドVISAのマークが存在しないのでしょうか?これについても三井住友カードの公式リリースに手がかりがあったので引用します。
なお、MasterCardをご利用のお客さまは、Apple Payに対応したアプリケーションやウェブサイトでのオンラインショッピング加盟店でもApple Payをご利用いただけます。
要するにVISAカード保有者はコンビニやスーパーマーケットの支払いでApple Payを使うことは出来るけれども、MasterCard保有者のようにアプリ上やオンライン通販では使えないよ…ということみたいですね。
- VISAカード:街での支払いには使える
- MasterCard:街での支払いに加え、通販やアプリ決済でも使える
- JCB:街での支払いに加え、通販やアプリ決済でも使える
予測するにApple側ではまだ、VISAカードとの提携が整っていないために、国際ブランドによってこういった差が生じてしまっているのだと思われます。まぁこちらもおいおい、提携が進んでいくことでVISAカードでも遜色なく利用できるようにはなるはずですが、当面はMasterCardやJCBブランド有利の状態は続くことでしょう。
以上、Apple PayはVISAカードに対応していない?三井住友VISAカードの公式リリースから、VISAが使えるかどうかを読み取ってみる…という話題でした。
参考リンク:
当サイトおすすめのクレジットカードは下記記事を参照に。せっかくApple Payを利用するなら、ポイントが貯まりやすいクレジットカードを使うようにしてみてください。