藤崎麻里
2016年9月8日07時09分
米アップルは7日(日本時間8日未明)に開いた新製品の発表会で、ゲーム大手の任天堂(京都市)が「スーパーマリオ」の新しいゲームのアプリを年末までに配信すると発表した。アップルのアプリ提供サイト「アップストア」で先行ダウンロードできるようにする。スマートフォンを片手で操作して遊べるゲームで、インターネットでつながった世界中の人と対戦することもできるという。
配信されるのは「スーパーマリオラン」。マリオが走りながらコインを集め、ゴールをめざすゲームだ。途中で出てくる敵をよけるために、画面をタップすればマリオが飛ぶ。長押しでより高く飛べるなど、片手だけで遊べるのが特徴だ。
「マリオの生みの親」として登壇した任天堂の宮本茂氏は、「電車でつり革につかまっていても、ハンバーガーやリンゴを食べているときでも遊べます」。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は「任天堂がマリオの配信先としてアップルを最初に選んでくれたことを誇りに思います」と話した。
宮本氏は「世界中でなるべく多くの人に楽しんでもらいたい」として、アプリのダウンロードには課金するが、ゲーム内での課金はしない考えも示した。アプリの価格は未定。(藤崎麻里)
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