私が看護師になって良かったなと思うこと
どうも、ナースのnaoです!
私はナースとして働き始めて10年位になるんですが、この仕事やってて嫌なこともたくさんあるし、辞めたいなって思ったことも数えきれないくらいあります。
ですが、同じくらいに良かったなってこともたくさんあって、
だから細々とでもナースの仕事を続けられたのかなって思ってます。
今日は、私が看護師になって良かったなと感じていることを振り返ってみました。
「 命」について「生き方」について考える場面にたくさん出会う
これは一番感じることです。
別にナースをしていなくても、日常で「命」について考えさせられることはありますが、
人の誕生の瞬間や、人が亡くなる時、いわば人生の名場面にたくさん立ち会える仕事なんじゃないかなって思います。
そんな時、私は自分の人生について考えさせられたりします。
世間でよく言われる「感動ポルノ」的な感覚に似ているかもしれませんが、
私は、人は影響しあうものだと思っているし、人の人生に心を揺さぶられることは、別に悪いことじゃないと思ってます。
病院で出会うその人達は「患者さん」で、私は「看護師」という立場ですが、
それは、その人の人生の一時期のことであって、色んな人生の歴史・ドラマがあるのだなと。
例えば、ある末期がんの若い女性は、家族の誰にも言わないで、一人で最後の時を迎える決断をしていました。
本当にそれで良かったのかは、私にはわかりませんが、そこに至るまでに、私には計り知れない葛藤があっただろうし、その人の人生観や価値観、自分らしい「生き方」は、最後の時にも出るのではないかなと思います。
かたや、お見送りの時に親族がひっきりなしに来る、長寿を全うしたおばあちゃんがいたり。
どの人の人生が素晴らしくて、満足できるもので・・・なんてことは一概には言えないし、一般的な指標で測れるようなことではないですが、本当に色んな人の人生の一場面を見させてもらえるので、自分の「死生観」のようなものはよく考えます。
どの生き方が「良い」とか「悪い」とかではなくて、人生って泥臭い部分もあり、綺麗ごとばかりではないですが、誰にとっても一度きりなもの。
自分らしく、満足できるように生きていきたいなと思うし、後悔はしたくないなとひしひしと感じる機会でもあります。
ちょっとの失敗では動じなくなれた
人の生死にかかわる場面にも通じますが、病院では、患者さんの状態が「急変」する時など緊急事態が日常茶飯事だったりします。
新人の頃は、人の生死にかかわる緊急事態っていうプレッシャーに負けそうになったり、緊張して注射器でアンプルから薬液を吸う手がプルプルしたり・・・といろいろありましたが、
経験を重ねて感じることは「焦ってもしゃーない」ってこと。
自分が落ち着かないと、周りの人もソワソワしたり、チームとしてうまく機能しないなって思います。
変な図太さというか動じなさが、経験を重ねるうちに出てきたような気がします(笑)
プライベートでも、仕事でもこれまでたくさん失敗してきましたし、
どちらかというと、私の性格は「あー、またやってしまった・・・」といつまでもくよくよするところがありますが、今は、失敗をいつまでもくよくよするよりも、これからの行動で取り返せばいいだけのことだしと考えられるようになりました。
それに、開き直りではないですが、「生死」に比べれば、ちょっとやそっとの失敗は取るに足らないことだなって。
たくさん行動して、たくさん失敗して、そこからヒントをもらって自分らしく生きられたら、全然「失敗」ではないと思いますし。
まとめ
看護師をやってて良かったことは、他にもあるかもしれませんが、ちょっと最近感じていることを書いてみました。
良かったこととして「死」を取り上げるのはどうなんだろう?という感じもありますが、やっぱり私にとっては大事なことだし、良かった事です。
「武士道とは死ぬことと似たり」じゃありませんが、本当にこの瞬間を生きたいなと感じます。
で、ナース以外にもいろいろやりたいから、やってみよう!ってブログを書いてみたりもしてるわけです(笑)
まあ、これからも私はたくさん失敗するのでしょう。
ではでは~今日はここまで!ありがとうございました。