松浦祐子、田中恭太
2016年9月8日02時10分
29日告示の新潟県知事選への立候補を突然撤回した泉田裕彦知事(53)が7日、朝日新聞のインタビューに応じた。撤回の理由として、改めて地元紙・新潟日報の報道姿勢を挙げ、自分が退くことで「原子力防災を選挙の争点に」戻したいとの思いを示した。
「今の情報環境では焦点の当たるところが違う」。泉田氏は立候補撤回の理由について、こう話した。
情報環境とは、県が関連する事業に関する船の購入契約トラブルを巡る新潟日報の報道姿勢などを指す。同紙に対し、記事内容の訂正などを求めてきたが、受け入れられなかったという。このような状況では、「県民の皆様に声を届けるのは難しい」と話した。
さらに、自分が候補者だと船の問題ばかりが選挙の争点になる危惧があるとし、「原子力防災を争点化した上で選ばれる知事が誕生して欲しい」と述べた。
泉田氏は、川内原発(鹿児島県…
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