ニューヨークで開催中のイベントPlayStation Meetingで、ソニーが新型のプレイステーション4を2機種発表しました。
ひとつは従来モデルと同じ性能のまま、小型化して2万9980円に安くなった PS4 Slim。そしてもう一機種は、開発名の『Neo』で知られていたハイエンド版 PS4 Pro。
PS4 Pro は演算ユニット数が増え強化されたGPU、クロックの向上したCPU、HDRや4K対応、1TB HDDなどを備え、従来のPS4と同じゲームをさらに美しく、滑らかに遊べる製品です。
HDRの説明部分。対応テレビならば明るさの幅が広く細かく、現実に近づいたグラフィックが可能に。
グラフィック性能の向上は、PS4でバーチャルリアリティが体験できるゴーグル型の周辺機器PlayStation VR (PS VR)でも効いてきます。VRでは左右の目に違う画像を、高精細かつ高フレームレートで描画する必要がありますが、PS4 Pro ではフレームレートがノーマルのPS4 / Slimよりも向上して、より滑らかに自然になります。
ゲームは原則的に従来のPS4と共通。PS4 Proでしか遊べないゲームはなく、同じゲームがPS4 Proだと4Kテレビに耐えるディテールになったり、フレームレートが滑らかになったり、対応環境ならば光と闇、色の表現が良くなる仕組みです。
すでに販売されたゲームについても、開発者がパッチを当てれば後からPro対応になる可能性あり。ちょうどPCゲームで、最低要求仕様~高グラフィックモードの要求仕様が分かれているようなイメージです。
4K解像度とHDRフォーマットの動画に対応することから、NetflixやYouTubeなどの4K動画配信にも対応。4Kテレビを買ったユーザーの4Kビデオソースとしての役割も果たします。
米国での発売は11月10日。価格は意外にも安い399ドル、4万4980円。一部の好事家やハイエンド好きのガチゲーマーが大金を投じる超高性能機というより、それこそスマートフォンのように、価格も性能も刻んでなだらかに松と竹を用意する感覚です。
(更新中)