インフォグラフィック表現を学ぶための参考書をまとめました。
(1)インフォグラフィックスの潮流
インフォグラフィックの普及にいたるまでの歩みがまとまっています。特に第3章「視覚言語─20世紀の冒険(1)」第4章「可視化と物語化─20世紀の冒険(2)」がおすすめです。
(2)ビジュアル・ストーリーテリング
インフォグラフィック専門のクリエイティブ・エージェンシー「Column Five」創業者たちによる本で、彼らの制作事例とともに必要な基礎知識がまとまっています。
(3)Information Graphics
とにかくいろんな種類の事例をたくさん見たい場合はこの本がおすすめです。大型本なので持ち運びには向いていません。
(4)ビューティフル・ビジュアライゼーション
デザインよりもプログラミングに関する話が多いですが、第5章「地図情報─ニューヨーク市地下鉄路線図の再デザイン」はじめインフォグラフィック制作にも必要な考え方が語られています。
(5)佐藤可士和の超整理術
直接インフォグラフィックについて書いてある本ではありませんが、インフォグラフィック制作に欠かせない「情報の整理術」を学べます。
(6)ピクト図解
ビジネスモデルを決められたシンボル記号と矢印で見える化するメソッドを解説した本です。インフォグラフィックもできる限りビジュアル表現を少なくして、「ピクト図解」のようにシンプルに表現することを目指します。
(7)図解表現のルール
ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルで活躍してきた著者が、わかりやすいグラフの描き方を指南してくれる本です。
(8)ポール・ランド、デザインの授業
IBMやNeXT(スティーブ・ジョブズ創業)のコーポレート・アイデンティティをつくったポール・ランドの教えをまとめた本です。彼が言う「デザインとは関係だ」を理解することがインフォグラフィック上達につながります。
(9)Information Graphics: Animal Kingdom
動物に関するいろいろなことがインフォグラフィックを使ってまとめてある子供向けの本です。教育分野へのインフォグラフィックの可能性を感じさせてくれます。
(10)Information is Beautiful
データ・ジャーナリスト、インフォメーション・デザイナーの肩書きで活動しているデヴィッド・マッキャンドレスの作品集です。彼のTED講演『データビジュアライゼーションの美』とあわせておすすめです。
インフォグラフィック概論目次
No. | 内容 |
---|---|
01 | インフォグラフィックとは |
02 | ”インフォ”グラフィックと”普通の”グラフィックの違い |
03 | インフォグラフィックの作り方 |
04 | 誰がインフォグラフィックを作るのか |
05 | ベスト・インフォグラフィックまとめ |
06 | インフォグラフィック制作の参考書まとめ |