文章理解日本人が1位、韓国人は平均以下になった理由は?(朝鮮日報/朝鮮語)
実例の翻訳はかなり難しいですね……。
まあ、実例は「こういう感じの例がある」というていどで読み流してください。ここからさらに文章は続いていて、そちらは月刊朝鮮に掲載されるそうです。ちょっと興味ありますね。
ちなみに書いているのは韓国の保守派サイトであるチョ・ガプジェコムの代表チョ・ガプジェご本人。
さて、この統計は「韓国人で高度な思考能力を持っている人間が少ない」ということを意味していると思います。
その一方で日本人は高度な理解力を持つ、というように考えて差し支えないでしょう。
記事でいうところの「4級以上の理解力を持つ」割合はこうなっています。
・日本 22.6%
・フィンランド 22.2%
・カナダ 18.7%
・オランダ 18.1%
・スウェーデン 16.1%
・韓国人 8.1%
・フランス 7.7%
・スロバキア 7.5%
・スペイン 4.7%
・イタリア 3.4%
このラテン語圏の体たらくはどうしたものか……。
まあ、それはともかく。
見た感じだと、4級というのは「教師になれるていどの理解力」(他人に教えられる能力)というイメージではないでしょうかね。
韓国人はそのくらいの理解力を持つ人間が日本人の1/3以下。
これ、ものすごく実感します。
以前にも、完全文盲が8.4%、小学6年生ていどの文章力しかない機能性文盲が16.2%であるという数字が出ていました。
一定以上の難しい話をハングルで読もうとすると、めちゃくちゃ回りくどくなるのです。
「ハングルって高度な記述に向いていないよなぁ」と思うことが少なくありません。
まあ、日本語でいえばすべてをひらがなで記述しているようなものなのだから、当然といえば当然なのですが。
旧NAVERのenjoykoreaでも、一定以上の議論になると韓国側についてこれる人間ががくっと少なくなるというのは実感していました。
当時は「機械翻訳の限界なのかなぁ」とも思っていたのですが、能力的なものであったということが数字として裏付けられたといえるでしょうね。
ひとつ、実例の中で「ああ、これこれ!」っていうのがあったので再度引用しましょう。
新聞を翻訳していても「子供の書く文章みたいだなぁ……」と感じることが時折あるのですが、こういう簡略化というか簡素化がひどいのが原因ですね。
ハングルは初等教育ていどにおいて読解力を育てるのには適しているのでしょう。
実際にOECDの調査でも15歳時点での読解力は1位です。ハングルオンリーでいいという派閥はそれをもって「ハングルだけでいいのだ」としているのですが。
どれだけ漢字ハングル混用の利点を述べても、黙殺される。
正直、自殺行為だと思うのですが、彼らが「ウリナラチェゴ!」(我が国最高!)を最大の価値観としている以上、こちらからできることはなにもありませんね。
去る4月、OECDは「文章理解と数値理解力が低い大人」(筆者は アングケ グロトルィセン など 4 人)の調査報告書を出した。この報告書は2012年にOECDが実施した「大人の競争力の国際調査」(Programme for the International Assessment of Adult Competences:PIAAC)の結果をもとに識字の影響をより深く分析、研究したものである。
PIAAC調査は、OECD加盟24カ国の16〜65歳の間の16万6000人を対象に行われた。調査項目は、三つの分野であった。文解力、数値力、そしてコンピュータを使用した技術的な問題解決能力。興味深いのは、文章理解力が高ければ数値力と問題解決能力も高いというように三つの分野の相関性が強かったという点である。文章理解力が強い人は、数学的な能力もよく、技術的な問題解決能力も優れているという話である。したがってこの分析は、識字率向上を中心に行っている
OECDは識字(literacy)を「文章を理解して評価し使用することにより、社会生活に参加し、自分の目標を達成し、自分の知識と可能性を発展させることができる能力」と定義した。数値力(numeracy)は、「数学的情報にアクセスしてこれを使用して、解析伝達することにより生活の中で直面する数学的な要求に応える能力」である。
・比較対象22カ国のうち文章理解力と数値力、そして問題解決能力で3冠王を占めた国は日本だった。総合2位はフィンランド(三つの分野のすべてで2など)、3位はオランダ、4位はスウェーデン、5位はノルウェー。
・韓国は識字で国際平均値よりも低い10位、数値力で平均値よりも低い15位、問題解決能力では平均値と同じスコアで7位であった。
・韓国人(16〜65歳)の特徴は高度な識字が弱いという点である。 OECDは識字においてを解読対象文書の複雑さと難しさを基準にして1級未満、1級、2級、3級、4級、5級に分類した。 2級以下は、社会生活において困難になる程度である。専門職や指導層となるためには4、5級の理解力を備えなければならない。韓国人は2級以下は少ない方だが、高度なドキュメントの理解が必要とされている4、5級が弱い。ハングル専用で文盲は、ほぼいなくなったものの漢字を放棄することで、「読むことはできても、理解できない」機能性文盲が生じたものと理解される。
・高度の文章力と語彙力を持った4、5級の割合を見ると、日本が22.6%で1位である。続いてフィンランドが22.2%、カナダ18.7%、オランダ18.1%、スウェーデン16.1%。韓国人は8.1%に過ぎない。韓国より高度なドキュメントの理解が低い国は、イタリア(3.4%)、スペイン(4.7%)、スロバキア(7.5%)、フランス(7.7%)のみである。
・5級の文書理解力は学者、ジャーナリスト、思想家として適正能力となるものだが、韓国は0.2%である。すなわち、1000人に2人の割合である。スペインとイタリアが、韓国よりも低い(各1%)(訳注・原文ママ)。日本は1.2%で、韓国の6倍である。フィンランドが2.2%で、この部分では、1位、オーストラリアとオランダがそれぞれ1.3%である。
国民の平均IQ(知能指数)と学歴がすべての世界1位である韓国人の文章理解力が下位圏であり、特に高度なドキュメントの理解は最低水準点であると権威ある調査に公認されたわけである。このような不思議は漢字を排斥したことによって不具化された言語生活と切り離せないだろう。特に韓国語で暮らす学者、ジャーナリスト、政治家の文章力が弱いのがOECDの調査で「高度な識字不足」に示されたようだ。いくつかの例を見てみよう。
(訳注:ここから下は読まなくても可。翻訳が難しい)
・2014年5月19日、パク・クネ大統領の海洋警察解体発表文の一部:「これまで国民の安全と災害を管理する機能が複数の機関に分散していて、迅速かつ一糸不乱な対応をしていませんでした。コントロールタワーの問題も発生しました」
「乱れ(訳注:일사불란)」を発音どおりに少ないが見たら「一糸不乱(訳注:일사분란)」とした。(訳注:いわゆる誤用なのだが解説が難しい……)
・2015年8・15祝辞:「政府は、私たち国民の安危を脅かす北朝鮮のいかなる挑発にも断固として対応します」
「幸福」は「安危」の発音記号である。安全性と脅威の略語である。演説通りなら、「国民の安全と脅威を脅かす」という意味になってしまう。 「国民の安全を脅かす」とする必要があります。 2012年セヌリ党の大統領候補受諾演説でも「安危」を間違って書いた。
・「わたくし朴槿恵は、我々の主権を毀損したり、私たちの安危を脅かすいくつかの行為も容認しません。」
・8・15祝辞で、朴大統領は「核開発を継続してサイバー攻撃を敢行して、私たちと国際社会の安全保障を脅かしています」とした。
「敢行」は不適切である。敢行は、勇敢に正義の仕事を行うという意味である。サイバー攻撃のような悪の行為については「強行」とすべきだ。
・韓国メディアは最大、最高、最多、最長を区別せずに「最大」に統一している。これら三、四個の単語を死語化させている。 「最大400個」と言ったり、「最大温度30度」という非文も普通である。
・この関係者は「大潮期であることを考えると、停潮時刻の前後2時間ほど捜索作業が可能と予想される」と伝えた」(2014年5月17日ビジネスワイヤ)
「大潮期」、「停潮」は漢字で書かなければ意味を知ることができない。大潮期と書く引き潮と満ち潮の差が最も大きいとき(旧暦一日、十五日後二日)を指していることがわかる。停潮と書けば滿潮と干潮の間で水位の変動がない状態であることを知ることができる。
・「周知のように、比較再方法によって再された音の単位または音韻の実体が何なのかという問題については、2つのビュー、つまり再矩形を実在していたことが表示実証(positive)の見解と1つの公式( formula)で表示する消極的な見方が陽極を遂げてきた」
この言語学者の論文は、完璧な暗号である。
・「未来創造科学部」という意味が明らかではない。未来を人間が作成することができますか? 科学部がすべきことは、将来の創造ではなく、人間の生活を便利にし、産業を支えるものである。未来創造科学部の英文名称はより複雑である。 Ministry of Science、ICT and Future Planning(略稱:MSIP)
命名は、その組織のアイデンティティとレベルを示しています。命名を誤ると一生苦労する。ただ「科学部」(Ministry of Science)とだけすれば良いのに、あれこれ持ってつけて広告のようになってしまった。国内英字新聞記者が、最近、政府省庁の英語名称のために苦労するという。
(引用ここまで)
実例の翻訳はかなり難しいですね……。
まあ、実例は「こういう感じの例がある」というていどで読み流してください。ここからさらに文章は続いていて、そちらは月刊朝鮮に掲載されるそうです。ちょっと興味ありますね。
ちなみに書いているのは韓国の保守派サイトであるチョ・ガプジェコムの代表チョ・ガプジェご本人。
さて、この統計は「韓国人で高度な思考能力を持っている人間が少ない」ということを意味していると思います。
その一方で日本人は高度な理解力を持つ、というように考えて差し支えないでしょう。
記事でいうところの「4級以上の理解力を持つ」割合はこうなっています。
・日本 22.6%
・フィンランド 22.2%
・カナダ 18.7%
・オランダ 18.1%
・スウェーデン 16.1%
・韓国人 8.1%
・フランス 7.7%
・スロバキア 7.5%
・スペイン 4.7%
・イタリア 3.4%
このラテン語圏の体たらくはどうしたものか……。
まあ、それはともかく。
見た感じだと、4級というのは「教師になれるていどの理解力」(他人に教えられる能力)というイメージではないでしょうかね。
韓国人はそのくらいの理解力を持つ人間が日本人の1/3以下。
これ、ものすごく実感します。
以前にも、完全文盲が8.4%、小学6年生ていどの文章力しかない機能性文盲が16.2%であるという数字が出ていました。
一定以上の難しい話をハングルで読もうとすると、めちゃくちゃ回りくどくなるのです。
「ハングルって高度な記述に向いていないよなぁ」と思うことが少なくありません。
まあ、日本語でいえばすべてをひらがなで記述しているようなものなのだから、当然といえば当然なのですが。
旧NAVERのenjoykoreaでも、一定以上の議論になると韓国側についてこれる人間ががくっと少なくなるというのは実感していました。
当時は「機械翻訳の限界なのかなぁ」とも思っていたのですが、能力的なものであったということが数字として裏付けられたといえるでしょうね。
ひとつ、実例の中で「ああ、これこれ!」っていうのがあったので再度引用しましょう。
・韓国メディアは「最大」、「最高」、「最多」、「最長」を区別せずに「最大」に統一している。これら三、四個の単語を死語化させている。 「最大400個」と言ったり、「最大温度30度」という非文も普通である。
(引用ここまで)
新聞を翻訳していても「子供の書く文章みたいだなぁ……」と感じることが時折あるのですが、こういう簡略化というか簡素化がひどいのが原因ですね。
ハングルは初等教育ていどにおいて読解力を育てるのには適しているのでしょう。
実際にOECDの調査でも15歳時点での読解力は1位です。ハングルオンリーでいいという派閥はそれをもって「ハングルだけでいいのだ」としているのですが。
どれだけ漢字ハングル混用の利点を述べても、黙殺される。
正直、自殺行為だと思うのですが、彼らが「ウリナラチェゴ!」(我が国最高!)を最大の価値観としている以上、こちらからできることはなにもありませんね。