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海兵隊と陸軍って何が違うのですか?

peniban_iretaiさん

2009/11/507:58:22

海兵隊と陸軍って何が違うのですか?

海兵隊は海軍配下で、上陸のための先遣隊だと聞いたことあります。
なら、陸軍を舟に載せればいいだけだと思いますが、
なぜわざわざ陸軍とは別の組織は必要なのですか?

陸軍は空軍と連携して、輸送機で敵地に運ばれますよね?
海軍の船では輸送されないのでしょうか?

それとも長年に渡る、海軍と空軍の〝対立〟姿勢によるものから
海軍が独自に陸上部隊を持ちたいと考えた結果が海兵隊の生んだのでしょか。


海兵隊(米国)ってムダだと思いませんか?
陸軍と統一すればいいと思いませんか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

emonsamaさん

2009/11/508:15:21

海兵隊は上陸戦闘専門で、普通は海軍の中の一部です。
独立しているのは米国くらいでしょうか?

なんで米国で海兵隊が独立してるのか・・・というと「伝統」
とでも言うしかないと思います。

海軍って普通は割りと軍隊としてはエリートでかつ先進的な
イメージがありますが、プライベートライアンとか見ても分かる
とおり、すごく死傷率の高い戦闘をやりますので、勇敢な
荒くれ者ぞろいというイメージがあります。
それだけにマリーンの皆さんはプライドも高いようです。

沖縄で特に米国軍人の犯罪が目立つのは海兵隊が多いからだ
という説もありますが実際はどうなんでしょうね?

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2009/11/604:12:28

現代戦の基本的なキーワードとして、緊急展開・諸兵科連合・立体作戦などが挙げられます。
つまり、事が起きればすぐに駆けつけ、空陸間連携など効率的な作戦行動をとることが重要なわけです。

で、それを単独で行えるのが海兵隊。他の皆さんのおっしゃるとおり、「緊急展開部隊」としての役割を担っています。

陸軍を航空機や艦船で輸送すればいいのでは?とのことですが、軍事行動では陸上・海上・航空の各戦力を組み合わせて行使するのが常となっています。しかし、陸軍は古来からの伝統や管理上の都合によって基本的に兵科ごとに戦闘部隊が編成されており(第~歩兵師団、第~機甲(=戦車)師団といった感じ)、これらの部隊を一度に輸送しようとするとかなりの時間が必要で、輸送役である海軍や空軍の輸送力にも過負荷が生じます。
また、陸軍航空隊は攻撃ヘリや輸送ヘリなどの回転翼機しか保有していないため、戦闘機のようなより強力な航空戦力が必要な局面においてその要求を満たすことができません。

一方、海兵隊、さらに詳しく言えば常設の最も基本的な部隊単位であるMEU(海兵遠征隊)は、歩兵・砲兵・機甲(戦車および装甲車)・工兵・航空(戦闘機およびヘリコプター)・兵站など諸兵科から成り立っているため、その存在単体である程度の独立した作戦行動が可能です。さらに、常時いずれかのMEU(現在、MEUは第11、第13、第15、第22、第24、第26、第31の計7個が存在)がESG(遠征打撃群。揚陸艦、巡洋艦、潜水艦などで編成される海軍の多目的部隊)に付随して海洋上をパトロールしているため、即応体制も十分に整っています。

こういった理由から海兵隊は極めて柔軟な運用が可能であり、非常に重宝がられる存在となっています。決してムダではありません。軍事行動にも真っ先に投入され、それ故、「殴り込み部隊」とも呼ばれています。

ただし、軍事行動の工程が徐々に推移し、じっくりとした地上作戦を行う段階になると今度は陸軍が必要になります。敵の地上主力部隊を叩くには、やはりそれ相応の装備がしっかりとした屈強な歩兵部隊や機甲部隊の出番なわけです。

軍事行動の初段階で海兵隊が橋頭堡の確保等ある程度時間を稼ぎ、その間に陸軍が本格的に陣形を整えてバトンタッチ、といったトコロでしょうか。

要は、海兵隊には海兵隊の、陸軍には陸軍の見せ場がそれぞれあるということです。

booy1208さん

2009/11/523:21:45

海兵隊は元々海軍船が帆船だった頃に敵船に接近して乗り移ったり乗り移った敵と戦闘をするための部隊でした。
実際に海兵隊は第二次大戦前までは不必要とされて廃止されそうになりましたがアメリカが南島の島々を占領した日本軍と海兵隊の死闘の末に勝利を掴んだため廃止を免れました。
米陸海空軍は本土が攻撃された際の国防任務にも就いていますが海兵隊だけは国防任務には就かず、敵地への進行にのみ特化した軍になっていて戦争が始まると真っ先に駆けつけるのが海兵隊で、そのための強襲任務の装備や戦術に長けている海兵隊は自称世界の警察のアメリカにとって不可欠となっています。

fj197099さん

2009/11/513:51:56

揚陸作戦とか、海岸地帯における橋頭堡獲得作戦とかは、一般の陸軍が中心の陸上戦闘のスタイルとは大きく異なる、専門性の高いものです。

それは何しろ海陸の接続を重視した作戦になるわけです。多数の艦艇や空母、潜水艦などを展開してまずは制海権を獲得し、その上で揚陸艦や揚陸艇によって上陸作戦を行わなくてはなりません。その任務は海軍との綿密な調整の下で行われなくてはなりませんし、上陸中も敵の反撃がありますから、海上や揚陸地点における陸海の攻撃の調整も十分に行っておかないと味方に被害が出かねません。こういう作業は陸海という異なる軍組織の間で調整するよりも、海兵隊という同一組織内での調整の方が遥かにやりやすい訳です。

海外で紛争が起った場合、まず海兵隊が派遣されて揚陸や橋頭堡の獲得作戦を行い、補給路を確立した上で空路やその他の手段で陸軍の部隊や装備が運ばれます。そこからの大規模な陸上作戦は陸軍主体になる訳ですが、海兵隊が継続して陸上作戦を展開可能でない、という訳ではありません。かえって小規模な作戦なら、最初から最後まで海兵隊主体で行った方が効率が良い訳です。

アメリカが他の紛争地域から大洋によって隔離された「海洋国」である以上、ロシアのような「陸上国」とは違って海兵隊のような揚陸専門の部隊の存在感が大きくなると言うのは当然のことだと思います。海兵隊はもともと、海軍所属の歩兵部隊だったわけですが(同種の組織は二次戦中の日本にもありました。海軍陸戦隊)、専門性と活躍の機会が増えるにつれて海軍から組織的に分離されたと言う訳です。ちなみに言えば20世紀において最も注目された戦闘の多くは、米海兵隊主体の揚陸作戦です(Dデイ、太平洋の島嶼への揚陸、さらには戦後の朝鮮戦争での仁川上陸作戦もそう)。

そういう訳で、海兵隊は如何なる状況でもその実力を発揮できるよう、「小銃から核兵器まで」の極めて多様な兵器システムを与えられています。それは海外における米国の権益を守るために真っ先に派遣される部隊であり、国内の人気も高いものです。「一度海兵隊員になれば、死ぬまで海兵隊員だ」という認識も米国民から多く聞かれます。そういうエリート部隊ですから、「海兵隊をムダ」というなら、「ムダはむしろ陸海空軍の方じゃないか」という認識さえあって良いのではと感じます。

2009/11/510:30:31

海兵隊は皆さんおっしゃる通り、緊急展開を主任務とした戦闘専門組織です。
占領統治も補給も他軍任せです。
陸軍は正面戦力として組織的な運用が主体で、補給部隊はそれこそ本体の何倍もの規模で活動しますし、占領地域の統治機能や警察活動を担うこともできますし、道路や橋、飛行場の補修を行う工兵部隊も随伴します。
つまり海兵隊とは特殊部隊が大規模に運用されているイメージです。これは、海兵隊から他軍に入る際、入隊試験が免除されるのに対し、他軍から海兵隊に入る際には入隊試験が課せられることからも判ります。

alnya1さん

2009/11/510:04:21

組織の問題ですから、その成り立ちにより、国によって海軍が管轄したり(ロシア)陸軍が管轄したり(フランス)します。


アメリカの場合、海兵隊と陸軍の違いというより陸海空3軍と海兵隊はかなり違います。

まず、他の3軍と違って本土防衛は任務外。

大統領命令だけで行動でき、議会の承認は不要。

成り立ちは他国同様、艦内警備と敵艦との白兵戦、上陸作戦に備えての事でしたが、今や戦闘機・攻撃機も最新(F/A-18A-D ホーネットetc)戦車も(M1A1戦車)最新。上陸作戦のみならず世界のいかなる戦闘でも遂行できるように期待されています。
ついでに言えば大統領専用ヘリも海兵隊。

大統領にとってこれほど使い勝手のいい軍はありませんよねぇ(笑)
陸軍に統一? 大統領が真っ先に反対するでしょう。(笑)

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