「教育部特性化専門大学(SCK)育成事業選定」「5年間(2014-2018年)200億ウォン(約19億円)規模の国庫財政支援」。江原道(カンウォンド)のある私立専門大のホームページにはこのような内容が書かれている。この大学は「教育部認定高等職業教育品質認証大学」に選ばれた事実も知らせている。広報の内容通りこの大学は政府のSCK事業に選ばれ、2015年に35億7000万ウォン、2016年(8月末)に22億5000万ウォンを受けた。
ところがこの大学は、教育部が5日に発表した大学構造改革評価で政府の財政支援制限大学リストに含まれていた。このため2017、2018年に予定されていたSCK事業支援金は受けることができないという。このような大学はここだけでない。来年度の財政支援制限大学(D・E等級)41カ所のうち12カ所が同じような状況だ。4年制大学の尚志大・清州大・湖原大は大学特性化(CK)事業、専門大の松谷大・松湖大はSCK事業にそれぞれ選ばれて財政支援を受けてきたほか、乙支大は頭脳韓国21(BK21)事業、中部大は産学協力先導大学育成事業(LINC)に選ばれていた。同じ教育部が実施する評価だが、特定事業評価では優秀大学になったり、構造改革評価では2年連続で落第点を受けたりする。
混乱するのは記者だけでない。学生も同じだ。入学する時は優秀な大学という噂を聞いたが、1、2年後に在学中の学校が「問題の大学」に選ばれ、なくすべき大学という話を聞く。現在3年に在学中のイさんがそうだ。イさんが通う大学は昨年、財政支援制限大学になった。イさんは「特性化プログラムが整っていたので進学したが、今後どのように進路設計をすればよいのか分からない。こんなことになるのなら浪人するか他の大学に編入すればよかった」と語った。
大学も願書受付(12-21日)期間を控え、保護者と学生の選択を混乱させる。2年連続で最下位グループ(E等級)に属した11大学のホームページを見ても「問題の大学」であるということは分からない。これら大学の新入生は来年から国家奨学金と学資金貸出を一銭も受けることはできない。高2の子どもがいる保護者は「『問題の大学』に選ばれたところの中には、ホームページに『問題の大学』ではないと明示しているところもある。教育部の評価がむしろ大学の選択を難しくしている」と話した。
学生数が毎年急減し、大学の構造改革は避けられないようだ。競争力が低い大学は閉鎖の道を踏ませる必要もあるだろう。特に2020年には大学入学定員(2017学年度基準で56万人)が高校卒業者より多い「定員逆転」が発生するという点でそうだ。しかし優秀でありながらも「問題の大学」をつくる教育部のちぐはぐな評価に誰が納得するだろうか。
チョン・ミンヒ社会1部記者
ところがこの大学は、教育部が5日に発表した大学構造改革評価で政府の財政支援制限大学リストに含まれていた。このため2017、2018年に予定されていたSCK事業支援金は受けることができないという。このような大学はここだけでない。来年度の財政支援制限大学(D・E等級)41カ所のうち12カ所が同じような状況だ。4年制大学の尚志大・清州大・湖原大は大学特性化(CK)事業、専門大の松谷大・松湖大はSCK事業にそれぞれ選ばれて財政支援を受けてきたほか、乙支大は頭脳韓国21(BK21)事業、中部大は産学協力先導大学育成事業(LINC)に選ばれていた。同じ教育部が実施する評価だが、特定事業評価では優秀大学になったり、構造改革評価では2年連続で落第点を受けたりする。
混乱するのは記者だけでない。学生も同じだ。入学する時は優秀な大学という噂を聞いたが、1、2年後に在学中の学校が「問題の大学」に選ばれ、なくすべき大学という話を聞く。現在3年に在学中のイさんがそうだ。イさんが通う大学は昨年、財政支援制限大学になった。イさんは「特性化プログラムが整っていたので進学したが、今後どのように進路設計をすればよいのか分からない。こんなことになるのなら浪人するか他の大学に編入すればよかった」と語った。
大学も願書受付(12-21日)期間を控え、保護者と学生の選択を混乱させる。2年連続で最下位グループ(E等級)に属した11大学のホームページを見ても「問題の大学」であるということは分からない。これら大学の新入生は来年から国家奨学金と学資金貸出を一銭も受けることはできない。高2の子どもがいる保護者は「『問題の大学』に選ばれたところの中には、ホームページに『問題の大学』ではないと明示しているところもある。教育部の評価がむしろ大学の選択を難しくしている」と話した。
学生数が毎年急減し、大学の構造改革は避けられないようだ。競争力が低い大学は閉鎖の道を踏ませる必要もあるだろう。特に2020年には大学入学定員(2017学年度基準で56万人)が高校卒業者より多い「定員逆転」が発生するという点でそうだ。しかし優秀でありながらも「問題の大学」をつくる教育部のちぐはぐな評価に誰が納得するだろうか。
チョン・ミンヒ社会1部記者