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韓経:【時論】韓進・現代の中核技術集めて海運の新たな枠組みを(1)
2016年09月07日13時56分[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
コンテナ定期船の路線の最盛期は9~11月だ。年間物流量の40%ほどがこの期間に集まる。韓進(ハンジン)海運はアメリカに向かう定期船市場の7.8%に達する運送を担当してきた国内最大の船会社だ。全世界60路線で140隻のコンテナ船とバルク船を運航している。コンテナ船だけで世界9位の企業であり年間1億トンの貨物を処理している。このような韓進海運の法定管理開始の決定によって国際的物流の混乱事態まで醸し出している。韓国海運の競争力の崩壊はもちろんのことだ。
現在の海運混乱は過ぎ去っていくだろう。しかしこれによって損なわれた韓国海運の競争力をいかにして回復するかは課題が残る。まず韓進海運の清算を既定事実化した後、解決案を模索することが正しい。定期船の海運は費用の40%以上が港湾と内陸運送から発生する。政府がこれについて支給を保証すると宣言しても、内陸運送業者らは未支給分の即時精算とサービス提供についての現金決済を要求するだろう。この部門に対する財政投入だけで短期的に5000億ウォン(約463億円)規模を超えると推定されている。これを満たすのは現実的に難しいことだ。
国家的な損失を最小化して海運競争力を回復する方法はないだろうか。短期的には現代商船の使用可能な船舶を最大限に活用し、用船市場で短期にコンテナ船を借りてアメリカ路線に緊急に投じなければならない。韓進海運の保有ターミナルなど韓進海運の優良資産を買い取れるよう産業銀行は積極的な資金支援を急がなければならない。金融当局は最も重要な資産である優秀な人材と海外営業ネットワークを確保するために時期を逃してはいけない。
韓進海運の営業ネットワークと現代商船の営業ネットワークを相互に補完する案を探すことも重要だ。6カ月以上の時間を置いて韓進海運の海外営業組織と国内組織を維持しながら、もっぱら営業成果を土台にした評価によって選別作業する過程が必要だろう。この時は現代商船の営業組織も同じ基準のもとで評価し選別作業することで名実共に最も強力かつ優秀な営業組織と海外営業網を構築し、韓国の単一コンテナ船会社として新たに出るようにしなければならない。現代商船も大株主は産業銀行だが、現代商船が韓進海運を買収する形ではない。どうせなら新しい枠組みをつくるのだ。韓国海運の最高人材と海外営業ネットワークをベースに新しい会社を作るということだ。
韓経:【時論】韓進・現代の中核技術集めて海運の新たな枠組みを(2)
現在の海運混乱は過ぎ去っていくだろう。しかしこれによって損なわれた韓国海運の競争力をいかにして回復するかは課題が残る。まず韓進海運の清算を既定事実化した後、解決案を模索することが正しい。定期船の海運は費用の40%以上が港湾と内陸運送から発生する。政府がこれについて支給を保証すると宣言しても、内陸運送業者らは未支給分の即時精算とサービス提供についての現金決済を要求するだろう。この部門に対する財政投入だけで短期的に5000億ウォン(約463億円)規模を超えると推定されている。これを満たすのは現実的に難しいことだ。
国家的な損失を最小化して海運競争力を回復する方法はないだろうか。短期的には現代商船の使用可能な船舶を最大限に活用し、用船市場で短期にコンテナ船を借りてアメリカ路線に緊急に投じなければならない。韓進海運の保有ターミナルなど韓進海運の優良資産を買い取れるよう産業銀行は積極的な資金支援を急がなければならない。金融当局は最も重要な資産である優秀な人材と海外営業ネットワークを確保するために時期を逃してはいけない。
韓進海運の営業ネットワークと現代商船の営業ネットワークを相互に補完する案を探すことも重要だ。6カ月以上の時間を置いて韓進海運の海外営業組織と国内組織を維持しながら、もっぱら営業成果を土台にした評価によって選別作業する過程が必要だろう。この時は現代商船の営業組織も同じ基準のもとで評価し選別作業することで名実共に最も強力かつ優秀な営業組織と海外営業網を構築し、韓国の単一コンテナ船会社として新たに出るようにしなければならない。現代商船も大株主は産業銀行だが、現代商船が韓進海運を買収する形ではない。どうせなら新しい枠組みをつくるのだ。韓国海運の最高人材と海外営業ネットワークをベースに新しい会社を作るということだ。
韓経:【時論】韓進・現代の中核技術集めて海運の新たな枠組みを(2)