日韓首脳会談始まる 北朝鮮への対応協議か

日韓首脳会談始まる 北朝鮮への対応協議か
ラオスを訪れている安倍総理大臣は日本時間の7日夜、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領と会談しており、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮への対応などをめぐって意見を交わしているものと見られます。
ラオスの首都ビエンチャンを訪れている安倍総理大臣は、ASEAN=東南アジア諸国連合の10か国の首脳との日・ASEAN首脳会議などを終えた後、日本時間の午後7時半ごろから、韓国のパク・クネ大統領と会談しています。

安倍総理大臣は今月5日、中国で開催されたG20サミットに出席している際、北朝鮮が弾道ミサイル3発を発射したことを受けて、パク大統領、アメリカのオバマ大統領と個別に短時間、言葉を交わし、緊密に連携していくことを確認しました。

安倍総理大臣は、7日夜のパク大統領との会談でも、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることを改めて取り上げ、「地域の安定を乱す脅威であり、断固とした対応が必要だ」として、追加制裁を含め、今後の対応などについて意見を交わしているものと見られます。

また安倍総理大臣は、慰安婦問題をめぐる日韓合意に基づき、日本政府が先に10億円を拠出したことも踏まえ、ソウルの日本大使館前に設置されている慰安婦を象徴する少女像の撤去など双方が合意を誠実に履行し、関係を安定化させていくことが重要だという認識を伝えるものと見られます。