夏が終われば季節は冬に向かい始める。
季節の感じ方も人それぞれだが特に夕方、日が陰るのが早くなると「ああ、もうすぐ冬だなぁ」と思う。
季節の移り変わりに応じて服も徐々に冬に向けての支度をしていきたい。
20代前半の様に片っ端から気になった服を買い漁る歳は流石に卒業した。
なので”春・秋”と言う季節の過渡期的な時期は”夏・冬”それぞれから服を持ってきて上手く乗り切りたい。
30代男性が手持ちの服の着回しつつ、秋服を考えます。
2016年秋冬メンズファッション&トレンド
まずは今年の秋冬のトレンドカラーからご紹介していきたいと思います。今年最も注目すべきは濃いめのオレンジやブラウンです。ハイブランドの秋冬コレクションでも多く取り入れられているカラーでもあり、まさに旬を彩るカラー。今年は積極的にオレンジやブラウンなどのカラーを取り入れていくことをおすすめします。
そして、オレンジやブラウンと並んで注目度の高いカラーがグレーです。どちらかと言えばメンズファッションではオレンジやブラウンよりも、グレーのほうが合わせやすいと思います。ベースカラーとして取り入れたいカラー。重くなりがちな秋冬コーデもグレーをベースにすることで、程よい軽さの見えるコーデを作ることが可能です。
個人的に服を選ぶ際に重視している事は2つ、サイズ感とカラーだ。
サイズ感は”その服が想定している着丈に自分が合っているか”がポイントだと思う。
服のサイズがターゲットとしている着丈から大きく外れていると往年のチャップリンの様にダボダボだったり、Tシャツがピチピチだったり見るも無残な姿になる。
極端に言えばサイズ感さえ合っていればハリウッド映画の俳優の様に”Tシャツ+ジーパン”でも格好良くなるのだ。
(筋骨隆々の体つきだったり、そもそも外国人だからとかは置いておいて)
カラーは”季節感”だったり”トレンド”だったりを取り入れる要素だ。
今年のトレンドカラーがあるのでこれを上手く取り入れると服装が”今っぽい”感じになる。
ファッションで”今っぽい感じ”は大切なのである。
トレンドカラーが解かったら自分の手持ちの服に落とし込んでい行きたい。
今年はグレーやオレンジがそれに当たる。
何でも取り入れるとクローゼットが爆発してしまうので、寿命が来て交換する服に取り入れたり、手持ちの服で該当する色があれば多めに取り入れるなど工夫したい。
手持ちの服を出してみる
基本的には夏の羽織物+冬服のインナーで構成する。
”秋用”として取り入れると、どうしてもアイテムの寿命が短くなってしまう。
なので、それぞれのシーズンで使ったアイテムから少しづつ抽出して秋服を構成していきたい。
パーカー
色はグレーとホワイトの2色。
薄目のパーカーを選ぶと、1枚で羽織ってもインナーとしても使えるので着れる巾が広がる。
新しく服を買う場合はとにかくに色んなパターンで使う事を考えてみたい。
ジャケット
いわゆるテーラードジャケット。
男はとにかくジャケットを羽織ってれば何とかなるんです。
夏用の薄目のブラックと秋・冬用のグレーの2着。
ちなみに、テーラードジャケットの”テーラー”は仕立屋と言う意味で「キレイに仕立てられた上着」がテーラードジャケットだと言う豆知識。
これ1枚着るだけで大抵の格好がサマになる魔法の服。
男に生まれたからには一度は着て頂きたい。
そう言いつつ女性の方にも1枚で着こなしのパターンが増えるのでお勧めだ。
男も女も黙ってジャケットを着ていれば良いと言う、乱暴なジャケット万能説を唱えたい。
マギーさんが丁度ジャケットコーデのエントリーを書かれていたので女性の方はそちらを参照。
骨格タイプ別のジャケットの選び方もあって、具体的な指針になる。
ちなみに先に写真を載せた夏用のジャケットの方は腕を捲ると中の折返し部分が見えてお洒落。
誰も気づかないのでほぼ自己満足に近い。
Gジャン&カーディガン
夏用のアウターがそのまま続投。
少し汗ばむ位の日はインナーで調節して着て行きたい。
カーディガンはジャケットの下にも着れるので真夏を除けば年中活躍できると思う
Tシャツ&Yシャツ
今まで紹介してきたアウターを支える影の主役。
刺し色から体温調節からメインはこのインナー類で調節したい。
Yシャツは多少気温が高い日ならそのまま1毎で来て行ける優等生。
ミニマリスト御用達の白Yシャツの他にもう1色あると良いと思う。
通年の白Yシャツの他に夏用のネイビーと冬用のボルドーを持っている。
今回は夏の延長で、ネイビーに引き続き頑張ってもらう。
ボトムス
何にでも使えるネイビーのジーパンと迷彩柄のジーパンの2種類。
迷彩柄は数年使っているのでそろそろ限界である。
冬になる前に交換したいと思っているが、もう少しだけ続投してもらう。
ただ、定期的に迷彩柄は流行るので常に持っていても良いと思う。
多少の流行り・廃りはあってももはや”定番”の感がある。
カーゴパンツでもいいと思うがいづれにしても、少しタイトめなパンツを選んだ方が良いと思う。
大きめのシルエットのパンツを選ぶと男はどうしても”おっさん臭く”なる。
着られている、と言うか「あー、適当に買ってきた服を着てるんだろうな」感がある。
今年の後半はビッグシルエットが流行っているが、30代になったらシュッとしたシルエットの服を選びたい。
ジャケットを羽織ると、生活感が薄まって垢抜け感が出る、全体的にシャープな印象でダサく見えないといった効果が狙えます。
メンズバイヤーのMBさんも、オシャレはドレスとカジュアルの比率とよくおっしゃっていますが、ジャケット=ドレッシーなので着るだけで結構見栄えが変わります。
関連記事:ファッションバイヤーMBさんのトークショーで「服で人生が変わる」を目の当たりにした話。
【私服で解説】夏→秋はジャケット制服化でスイッチコーデを楽しもう〜骨格別アドバイス付き〜 - LEAN STYLE〜リーンスタイル〜
マギーさんのエントリーでも書かれているが、個人的にはシュッとした感じとはドレスとカジュアルの比率がややドレスに重きを置いている、くらいが30代男性には丁度良いと思う。
カーディガン+Tシャツ+ジーパン
これぞ秋って感じ。
ちょっと前に”真夏以外OK”みたいな事言ってたけどカーディガンをサラッと着て外出すると「秋だなぁ」と思う。
キャンパス地のバッグは夏っぽいアイテムだと思うけど、カーディガンと合わせて使うと秋っぽい感じになるから不思議。
固くなりすぎない、リラックスした感じがする所が好きな格好だ。
靴は白Tシャツに合わせて白のスニーカーがいいと思う。
トップスやボトムスのどこかの色に合わせた靴を履くと、服装全体としてまとりが良くなる。
ファッション誌とかでは「○○と△△に”あえて”スニーカーでハズして……」とかあるけどそんなに何足も持ってないし、ハズすのも間違えると”痛い”感じになると思うのでここは安パイでいきたい。
Gジャン+Tシャツ+迷彩柄のパンツ
少し暑い日用のコーディネート。
写真だと判り難いけど、Gジャンは7部袖なので意外と涼しい。
Gジャン+迷彩柄と非常に”男っぽい”アイテムばっかりなので靴は合わせるならブーツとかが良い。
個人的な趣味だけど、ティンバーランドのブーツとかだと”ベルト・バッグの持ち手・ブーツ”と小物類の色味が合ってくるのでお洒落してますよ感が出る。
バッグもちょっとゴツめのやつを使うと全体のテイストが揃って見えるので良いと思う。
ジャケット+パーカー+ジーパン
1つ上とは逆に寒い日用のコーディネート。
晩秋まではある程度まで頑張れる。
インナーのTシャツをヒートテックに、ジャケットをグレーの秋・冬用に変えればもうひと頑張りできる。
その場合はパーカーをグレーからホワイトに変えてもいい。
テイストを変えずに真冬以外の季節に対応できるので、持っている服の種類を増やさずに済むのがありがたい。
リュックサックはなんとなく。
靴はブーツでもスニーカーでも良いと思う。
購入店舗
バッグは”SEAL”と言うブランドのものを愛用している。
元がトラックのタイヤなので汚れない・染みない・雨気にならない、と良い事づくめなので重宝している。
メッセンジャーバッグ|バッグブランド【SEAL(シール) brand】
◆【関連記事】
梅雨の通勤・通学はトラックのタイヤをリサイクルした鞄が最強! 超防水だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ - No think!
トップス&ボトムスには少しお金をかけても自分に似合う物を選びたい。
全体のイメージを決める物なので妥協すると悲しみが生まれる。
ファッションとクオリティを最良の価格でサステイナブルに | H&M
COMME CA ISM(コムサイズム) | FIVEFOXes ONLINE STORE
この辺りのブランドだと1~2万でアウターが買える。
個人的な趣味だけど、シュッとしたタイトめなシルエットが多いと思う。
特にジャケットはサイズ感が肝要なのだ。
アウターが決まれば全体の色味も決まってくると思うでお馴染のユニクロ・guでそれに合ったインナーを揃えたい。
男性ミニマリスト2016年秋服のコーディネート
ボトムスのみだけど、パンツ2種×シューズ2種で4パターンの組み合わせが出来る。
土曜日と日曜日で迷彩→ジーパンに変えたり、同じジーパンでもスニーカーとブーツで全然違った感じになる。
これに上着が2種類くらいあれば2×2×2=8パターン。
8パターンあれば1週間毎日違うテイストの服が着れる。
そうなれば9月のシルバーウィークも10月の連休も年末~年始の連休もきっと乗り切れる……はず。
とか前回は書いていたけど、上着が8着だから8x2x2=32パターンが単純に可能になった。
合わせ方を別にすれば1か月毎日別の格好が出来る。
更に帽子が2種類位あれば帽子の有り無しも含めて3倍のパターンが出来る。
流石に100位パターンがあれば1シーズン乗り切れるだろう
昨年は秋冬の着回しと言う事でセーターも入れて紹介したが、今年は”秋”のみで考えてみた。
ネットで秋服を検索しても結構若い感じの服が良く出てくる。
服の購買層を考えれば当然かもしれないが、30代のファッションって雑誌以外だとあんまり見かけない。
ネットで見かける格好も結構”若い”のでイマイチ自分の趣味に合わない。
それでも、自分なりに試行錯誤して好みのテイストを探してみるのが楽しいと思う。
ちなみに今回は
アウター6(ジャケット×2、パーカー×2、Gジャン・カーディガン各1)
インナー4(Tシャツ・Yシャツ各2)
パンツ×2
6×4×2=48通りのパターンが可能だ。
実際にはここから組み合わせ等を考えるとかなり減るけど、秋を9~11月の3カ月とすると5パターン程度の組み合わせがあればそれほど困らない。
究極を言うならジーパン+Tシャツ+ジャケットでもジャケットとジーパンを変えれば4パターンが可能だ。
しかもそれぞれのアイテムは夏と冬に活躍するアイテムだ。
イメージとしては”春・夏・秋・冬”とキッチリ服を分けるんじなくて夏と冬を中心してグラデーションの様に徐々に服を切り替えて行く感じ。
衣替えも少し遅めに明らかに着なくなった服をまとめて収納する。
冬服は3月くらいで衣替えできるけど夏服は一部を除いて結構使えるので思い切りが必要だと思う。
最後に大切なのは手入れをして長く服を使う事だと思う。
着る頻度は高くなるのでその分、糸のほつれや毛玉等を無くして綺麗に着て行きたい。
秋・冬のファッションアイテムで一番重要なのは昨年に続き毛玉カッターだと強く思う。
それでは、また。