世界遺産 ポンペイの壁画展
2016年7月23日〜9月25日
名古屋市博物館
一面スミソニアンと提携 かかみがはら航空宇宙科学博物館
【ワシントン=小倉貞俊】岐阜県と同県各務原市は六日(日本時間七日)、米・ワシントンにあるスミソニアン航空宇宙博物館と連携協定を結んだ。近く改装して航空宇宙関係の博物館としては国内最大規模となる各務原市の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」の展示充実を図る。 ◆展示品など交流スミソニアン航空宇宙博物館は航空宇宙に関わる世界最大級の博物館で、アジアの博物館と連携するのは初めて。岐阜側との連携は、展示品の貸し借りや学芸員の人事交流、調査・研究分野での協力などが柱になる。岐阜側への具体的な貸出品は、米軍がかつて接収し、スミソニアン側が保有する旧日本軍爆撃機のエンジンなどになる見通し。 訪米中の古田肇知事と浅野健司市長が、スミソニアン航空宇宙博物館で行われた調印式に出席し、ジョン・デイリー館長と協定書を取り交わした。 古田知事は「空や宇宙に挑んだ米国の開拓精神を子どもたちに感じてもらえる、日本を代表する博物館にしたい」とあいさつ。デイリー館長は「スミソニアンのノウハウを共有してもらい、運営改善につなげてほしい。子どもたちが将来への希望を持てるよう手伝いたい」と応じた。 かかみがはら航空宇宙科学博物館は九月二十六日から休館し、十月に改装を始める。リニューアルオープンは二〇一八年三月。展示面積は現行の一・七倍の九千四百平方メートルになる。戦時中に川崎航空機工業(現・川崎重工業)が各務原市の工場で製造した旧陸軍の戦闘機「飛燕(ひえん)」を展示の目玉とする。
<スミソニアン航空宇宙博物館> 米国の国立博物館で、本館と別館がある。展示品には、ライト兄弟が初飛行した動力飛行機「ライトフライヤー号」、広島に原爆を落としたB29「エノラ・ゲイ」、スペースシャトル「ディスカバリー」などがある。国立学術文化研究機関「スミソニアン協会」が管理・運営する。 PR情報
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