築地の水産仲卸業者「移転延期は大変ショック」

築地の水産仲卸業者「移転延期は大変ショック」
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東京都の小池知事が築地市場の移転の延期を表明したことを受け、水産仲卸業者で作る組合が記者会見し「移転延期は大変ショックだ」と述べ、新たな移転の時期などについて早期に示すよう都に求めていく考えを示しました。
東京都の小池知事は、ことし11月7日に予定されていた築地市場の移転について、移転先の豊洲市場の水質調査の結果が出ておらず、安全性の確認が不十分だなどとして移転の延期を表明しました。

これを受けて、築地市場の570余りの水産仲卸業者で作る「東京魚市場卸協同組合」の伊藤淳一理事長らが7日、記者会見しました。
この中で、伊藤理事長は「11月7日の開場に向けて、組合員が一丸となって取り組んでいただけに、移転延期は大変ショックであり残念だ」と述べました。
そして「延期に伴う損害がどれくらいになるかは、組合員から状況を聴いて今後、把握したい。都から正式な通知がないので、今後のことを早く明示してほしい」と述べ、新たな移転の時期などについて早期に示すよう都に求めていく考えを示しました。
そのうえで伊藤理事長は「問題は豊洲市場の安全・安心の確保であり、知事がどう判断するかだ。知事には安全宣言を出すなどして終止符を打ってもらいたい」と述べました。