引きこもり推計54万人 人数減少の一方で長期化増加
内閣府が行った、いわゆる「引きこもり」についてのアンケート調査によりますと、全国で「引きこもり」の人は推計でおよそ54万人と、前回、5年前の調査より減る一方、引きこもりが長期化する人が増えていることがわかりました。
この調査は、内閣府が去年12月に、全国の15歳から39歳までの男女5000人を対象にアンケート形式で行ったもので、62.3%に当たる3115人から回答を得ました。
調査では、「ふだんどのくらい外出するか」という質問に対し、「自室からほとんど出ない」や「趣味の用事のときだけ外出する」などと答えた人のうち、病気の人などを除いた人を広い意味での「引きこもり」と定義しています。
調査結果によりますと、回答者の中で「引きこもり」に当たる人の割合は1.57%で、このうち男性が63.3%を占めています。内閣府は、調査を基に推計すると、全国で「引きこもり」の人は54万1000人と見ていて、前回、5年前の調査より15万5000人減りました。
一方、「引きこもり」になってからの期間については、「7年以上」と答えた人が前回のおよそ2倍の34.7%に上りました。
内閣府は、「人数的には改善があったように思われるが、長期間引きこもりが続いている人への専門的な取り組みが必要で、訪問支援などの充実を図りたい」としています。
調査では、「ふだんどのくらい外出するか」という質問に対し、「自室からほとんど出ない」や「趣味の用事のときだけ外出する」などと答えた人のうち、病気の人などを除いた人を広い意味での「引きこもり」と定義しています。
調査結果によりますと、回答者の中で「引きこもり」に当たる人の割合は1.57%で、このうち男性が63.3%を占めています。内閣府は、調査を基に推計すると、全国で「引きこもり」の人は54万1000人と見ていて、前回、5年前の調査より15万5000人減りました。
一方、「引きこもり」になってからの期間については、「7年以上」と答えた人が前回のおよそ2倍の34.7%に上りました。
内閣府は、「人数的には改善があったように思われるが、長期間引きこもりが続いている人への専門的な取り組みが必要で、訪問支援などの充実を図りたい」としています。