(花山)彼と交際しているのかい?
(常子)まだそういう…はっきりした事はまだ…。
君も不器用な人間だね。
あの言葉が安易な気持ちから出たものだとは思っていない。
実際に常子さんは社長が社員の親であるという考えもよく体現してくれている。
だからあえて言うがねあの時の誓いに縛られる事はないんじゃないか?仕事も大切だが常子さんの人生なのだから後悔しないように生きるべきだよ。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の花束を君に」・「涙色の花束を君に」
(星野)どうだ?ちゃんと食べてるか?
(青葉)は〜い。
(星野)お弁当はここ置いとくからな。
(青葉)はい。
(大樹)お父さん。
(星野)うん?どうした?お代わりか?お父さんもう今朝は出ないといけないから自分で頼むな。
…はい。
じゃあ行ってきます。
行ってらっしゃ〜い!行ってらっしゃい。
はい。
(青葉)お兄ちゃん食べよう。
うん。
水田さん。
(水田)はい。
そろそろ洗濯機の試験を進めようと思います。
分かりました。
では詳細な見積りを準備します。
はい。
お願いします。
(松永)すみません。
遅くなりました。
おいおいまた寝坊か?すみません。
松永君。
気を引き締めて下さい。
私たちのやっている事はたくさんの方々に影響を与える仕事です。
そんなたるんだ気持ちでは困ります。
申し訳ありません。
常に戦っている覚悟を持って下さい。
(松永)はい。
お願いします。
はい。
(宗吉)帰れ帰れ帰れ帰れ帰れ!
(国実)まあまあ大将落ち着いて。
(宗吉)なれなれしく大将なんて呼ぶんじゃねえ!こちとらなてめえなんかに話はねえんだ。
とっとと帰れ!はいはい。
今日のとこは引きあげますよ。
これはこれは美子さん。
今度ゆっくりお話聞かせて下さいよ。
(南)あいつが常子さんの言ってた新聞記者か。
(美子)一体何しに来たんでしょう?さあな…。
(照代)何だか常子ちゃんや花山さんの足を引っ張るような事ばかり聞いてくるからうちの人頭に来ちゃって。
ご迷惑おかけしてすみません。
謝る事じゃねえけどよ気を付けろよ。
えっ?「出る杭は打たれる」っていうからな。
はい。
まさかあの新聞記者森田屋さんにまで来るなんて…。
美子。
結婚の事…待たせててごめんな。
ううん。
気にしてないよ。
ほら言ったでしょ。
私も新しい企画で忙しいし先になっても構わないって。
うん。
うん。
フフフ…。
(松永)これ今日参加したテスターさんの名簿です。
あっありがとう。
松永君何だか最近元気ないけど具合でも悪いのか?あ…疲れがたまっているだけです。
でも先週ステレオを月賦で買っちゃったんで頑張って働かないと。
そんなに買い物ばかりしてお金の方は平気か?平気ですよ。
その分働いて稼げばいいんですから。
何かあったらいつでも相談してくれよ。
ありがとうございます。
失礼します。
(宇田川)星野君。
はい。
おめでとう。
はっ?今朝名古屋支社へ異動の内示が出た。
随分かかったがやっとお前の異動願が受理されたよ。
はい…。
急で悪いが2週間後には向こうへ行ってほしいそうだ。
あっちは残業も少ないし実家も近い。
向こうへ行っても頑張ってやれよ。
はい。
(片瀬)お前名古屋に異動願なんて出してたのか?はい。
2年ほど前に。
ああ…そういえば言ってたなあのころ。
子どもの事を考えたら残業が少ない方がいいって。
全くお前らしいよ。
子どものためにわざわざ給料の安い支店に行きたがるなんて。
(片瀬)どうした?希望が通ったのに浮かない顔だな。
いえ…。
・じゃあ後片づけが済んだらお食後にしましょうか。
(大樹青葉)はい。
じゃあこのお皿運んでもらえる?
(2人)はい。
うんありがとう。
(星野)ただいま〜!2人とも随分おいしそうなのを食べてるじゃないか。
おばちゃまのお土産。
チュクリームっていうの。
ハハハ。
そうじゃなくてシュークリームね。
フフフ…。
星野さんもおひとついかがですか?ありがとうございます。
このお菓子のお店取次店のすぐ近くにあるんです。
今日取次店に寄ったらそこの社長さんに発行部数を増やしてみないかって言われて。
発行部数を?はい。
売り上げも今のところ右肩上がりですし商品試験もこれからもっと注目を浴びるはずだからって。
まあ花山さんに相談してみないと分からないんですが私はいいお話だと思ってるんです。
そうですか。
すみません。
仕事の話をしてしまって。
いえ。
お兄ちゃん甘くておいしいね。
うんふわふわだなあ。
あ〜食べちゃったね。
もう一つ食べる?
(大樹)うん。
(青葉)まだ食べてない私。
ゆっくりでいいよ。
(女性)ねえこれこれ!「あなたの暮し」の商品試験。
知ってるでしょ?もちろんよ。
今回は電気釜でしょ?私もトースター買う時参考にしたんだけどもう大正解だったわよ!本当に役に立つのよねこの雑誌。
女の人の役に立つ雑誌を作りたかったんです。
はい。
私の夢です。
(星野)「おかをのぼればあおいそら森も林もちいさくみえるちょうちょもいっしょについてきた」。
おしまい。
面白かった。
お父さんありがとう。
どういたしまして。
今度は僕が読んであげる。
うん。
じゃあ大樹読んであげて。
いつもすみません。
(なみ)今日はお仕事早かったんですね。
ええ。
あとは僕がやりますからもう上がって結構ですよ。
そうですか。
じゃあこれだけ畳んじゃいますね。
はい。
あれ?そのズボン…。
えっこれですか?はい。
大樹長ズボンはいて行ってるんですか?
(なみ)ええ。
おかしいな。
もう暑いから毎朝半ズボンを用意しているのに。
そうなんですか?学校へは長ズボンで行ってますけど。
(大樹が絵本を読む声)大樹。
何?最近学校に長ズボンはいて行ってるのか?…うん。
別にお父さん怒ってる訳じゃないんだよ。
ただどうしてかなって。
お父さんに話したくない事なのか?あのね…。
うん。
隣の席の悦子ちゃんがね…。
このやけどの痕見て気持ち悪いって言ったんだ。
一回だけじゃないんだ。
だから…見えないように長ズボンをはいていたのか?ごめんな。
気付いてやれなくて。
ちょっと森田屋さんに行ってきます。
(君子)あら日曜日なのにお仕事?いえあの…星野さんにお食事に誘われたもので。
あらそう。
ねえその口紅新しいのじゃない?うん…前の使い切っちゃったから。
とってもお似合いよ。
そうかしら。
ほらほら遅れると失礼だから。
あっはい。
では行ってまいります。
(2人)行ってらっしゃい。
ごちそうさまでした。
(一同)ごちそうさまでした。
おいしかったわね。
もうおなかいっぱい。
お〜残さずきれいに食べたなあ。
ここの料理はいつも残さず食べるんです。
青葉ちゃんなんて私の分まで食べたんだよね。
うん。
だっておいしいんだもん。
フフフフ。
おいおいうれしい事言ってくれるじゃねえか。
ハハハハ…。
お〜そうだ常子。
はい。
悪いけど留守番頼まれてくれねえか。
留守番?ああ。
ホウレンソウ切らしちまってな裏の八百屋までちょっとな。
分かりました。
戻ってきたらデザートサービスするからよ。
フフフ。
ありがとうございます。
おう。
頼むな。
はい。
行ってらっしゃい。
(宗吉)はい。
デザート…。
星野さんデザート食べ終わったら裏の公園まで遊びに行ってみませんか?常子さん今日は…お話があってお呼びしたんです。
2016/09/07(水) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(135)「常子、仕事と家庭の両立に悩む」[解][字][デ]
次号に向けて動き出す常子(高畑充希)たち。同じ頃、星野(坂口健太郎)は突然転勤を告げられる。仕事のことを楽しそうに話す常子に、星野は転勤のことを言い出せず…。
詳細情報
番組内容
次号に向けて動き出す常子(高畑充希)たち。そんな折、国実(石丸幹二)が森田屋を訪れ、常子たちのことを徹底的に聞きだそうとしていた。同じ頃、星野(坂口健太郎)は突然転勤を告げられる。二年前、実家に近い場所で働きたいと要請を出していたのが、今頃になって通ったのだ。仕事のことを楽しそうに話す常子に、星野は転勤のことを言いだせずにいると、息子の大樹(荒井雄斗)が学校でいじめられていることを知ってしまい…。
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,杉咲花,ピエール瀧,平岩紙,坂口健太郎,上杉柊平,石丸幹二,伊藤淳史
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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